過ぎてゆく焦燥
忘れられた物語
動くことを忘れた筆
時計の針がチクタクと時を刻んでどれだけの時が過ぎても
過ぎた時の中に置いてきた心は取り戻すことはできない
やり残したことがあるのに、どんどん離れて明後日の方向へ
手を伸ばしている。
想いだけが募り
後悔だけが膨らんでいく
酒におぼれて
目を失っても
桃源郷は見えない
いつまでもいつまでも
くよくよと
過去を振り返り
今が見れない
筆をとると全てを忘れそうで
それが自分の限界だと
知るべきなのに
知りたくない
認めたくない
そんな想いが今日も机の前に立たせる
昨日の繰り返しを
今日も繰り返して
明日こそはと
祈りながら
今日を悔いている
分かっているのに
諦めが悪い
諦めたくなくて
それでもね。
なにやってんだかなぁ
なにやってんだろうねぇ
知るべきは
知るべくして
知りたくないこと
散歩をすれば
木を見て水を見る
空を見て
喧騒に浸る
いずれ忘れ行く
帰りゆくこと
ただの徘徊
耄碌とした虚ろな夢
きっと今日も
吐き出すだけ吐き出して
こんなことでさえ、一歩前に進めることに繋がっていると
一縷の望みを
明日に繋いで
今日はもう寝ましょう。
そんな感じの近況でした。
(だからなに)