10月末日、と覚えてましたけど、本編本文は27日完結でしたね。完結記念のハロイラを載せたのが30日だったか……まぁ誤差です(笑)
完結の直後はもう何も書けないんじゃないかと思うくらいのロス状態でぼんやりしていましたけど、番外編や、後日談、特別編など、その後もじわっと書き続け、昨年末には挿絵付きの書籍版も出すことができました。変わらず応援してくださる皆様と、新たに興味を持って覗いてくださる皆様に、感謝です。ありがとうございます!
「竜世界クロニクル - 約束の竜と世界を救う五つの鍵 -」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894409037 ↓書籍版はこちら
https://starquartz.booth.pm/items/5290945 第二巻の準備も滞りなく進んでおりまして、先月は口絵にするカラーイラストも納品していただきました。とても格好いいイラストで、本編既読の方なら「あの場面!」と一目でわかるのですが、大迫力の大蛇イラストですので、爬虫類や蛇に苦手意識のある方はご注意ください^ ^
平気だよ、むしろ大好きだよ! って同志は、ざーっとスクロールしてぜひ見ていってください。一応、大蛇ベースではありますが魔獣らしくアレンジされていますので、そんなに生々しさはないと思います。
描いてくださったのは引き続きT.O様(
https://xfolio.jp/portfolio/t_o_illustVS)! ありがとうございます!
大蛇(ブッシュバイパー、ニシキヘビ)の造形をベースにしつつ、深海の魔獣という設定を汲んで深海魚類(リュウグウウノツカイ、ウツボ、ホウライエソ)の要素を取り入れてくださり、さらに色は作中描写を丁寧に拾い上げて再現してくださっています。鱗が真珠色! 頭のトゲは王冠っぽく金、頭飾りは私の要望を取り入れて赤色に。
ぐわーっと大口開けて大迫力なのに、金色の目は愛嬌があってなんか可愛いのもポイントです。角度を工夫してマリユスとラフ君、セスを入れてくださった構図にも感謝でした。だいぶ難しい依頼だったと思うのですが、本当にありがとうございました^ ^*
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第二巻にはカラー扉絵&口絵を入れたい、と思っておりまして、どこを選ぶかはすごく迷いました。既読の方はご存知の通り、この白大蛇・ヨルムンガンドの召喚シーンは竜クロ中最も凄惨な場面でもあり、全体的に痛々しい局面が少ない本作中では一番絵にしにくいシーンだと思います。加えて、蛇が苦手という方もわりと多いのも、わかっており……。
最終的には「私が自費で作るんだから私の好きなシーンでいこう」と吹っ切って、ご依頼することにしました。その際、このシーンではセスが大怪我状態なのでカラー絵だとセンシティブが過ぎるのではないかという懸念、大蛇の魔獣ではありますが他の要素も取り入れて魔獣らしくして欲しい旨など、いろいろ細かく相談させていただきました。
とてもいろいろ考えてくださったことと思います。斜め後方下から飛竜と乗っている二人を見あげるという構図は、発想があっても簡単に描ける角度ではなく。真横でも、竜に乗ってる図って難しいんですよ。マリユスの翼で自然に乗り手を隠す、という工夫、眺めて無理を感じさせないデッサン力も、いきものや龍を描き続けてきたT.Oさんの技術あってこそ、ですよね。ありがとうございました!
挿絵も揃い、カラーの扉絵と口絵も揃い、あとは表紙や裏表紙の準備……そして本編の推敲です。形にできるのはもう少し先になると思いますが、より良い一冊になるよう楽しく準備しておりますので、楽しみにしていただけましたら幸いです^ ^*