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1/4 CWF更新[4-3]大きな後悔、ひとつの決意(しんみり話と写真)

 今日は遠出していたので、近況ノートが遅れての更新になりました。
 前回に引き続き、集合写真のわちゃわちゃです^ ^

「Chaos World Fantasìa -壊れかけの世界で、神様をさがして-」
 [4-3]大きな後悔、ひとつの決意
 https://kakuyomu.jp/works/16817330654619336196/episodes/16817330663605650025

 恒夜の後悔、それは写真をほとんど撮っていなかったっていうことで。ここには私自身の経験がちょいと混じっております。
 震災の少し前、一つ歳下の幼馴染みが亡くなったんですよね。年齢は申し上げませんが、とても若くしてというのは想像いただけるかと思います。白血病で、重い肺炎で入院し病気が発覚してから亡くなるまで一ヶ月もありませんでした。
 家族ぐるみの付き合いでしたし、一緒に(グループで)出かけることも多かった私は、自分のデジカメフォルダから彼が写っている写真をかき集め、パソコンで編集してフォトブックを作り、彼のご両親に差し上げました。元気だった頃の写真を見ると一層辛くなってしまうのでは、と懸念しつつでしたが、むしろ非常に喜ばれて。自分たちの知らない姿をたくさん見ることができて嬉しい、と言っていただけて。
 その時はじめて心底から、写真っていいな、って思いました。同時に、もっとたくさん撮っておけば良かったとも思いました。私は恒夜以上に写真が苦手で、写るのが嫌いで、本当に最近の写真しか持っていなかったので。

 その後、実家を離れて大阪へ行ってからの、東日本大震災。引っ越し前に思い出だと思って写しまくった三陸海岸沿いの景色は、今はほとんどが失われてしまいました。写真を眺めながらなら今でも鮮明に思い描けるのに、今その場所には全く別の風景が広がっている、ということ。
 今でも、実感できません。でも、それが現実なのですよね。写真、もっと撮っておけば良かった。

 最近、写真撮ってないなぁと、CWFを書いていてふと思って。
 十年後、どころか、明日どうなるかもわからない。昨年、病気を自覚したときには、ここで死ぬかも、とまで思い詰めたのにですね。
 思えばすごい技術です。絵には主観や感情が載るので、どうしても見たままその通りというのは難しいけど、写真は構図以外の全てをそのまま写し取れるのですから。
 こうやって元気に生きていられるうちに、この場所がここにまだ在るうちに。写真、もっと撮っておこうと思います。

 写真は、2010年に撮った三陸海岸某港町。

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