「第一次ベンガル湾海戦(十五)」が若干長すぎると判断し、<!-- ココカラハ マダ スグミ -->の部分から少しだけ書いて、残りは「感想戦」と称した、日独英三者三葉の視点から見た第一次ベンガル湾海戦を振り返る回の冒頭に回すことにいたしました。
以下に、その切った部分の素組を備忘録代わりにおいておきますので、待ちきれない方はご覧になってください。
-----------------以下、本編
「……そこまで読んでいたのかね。……だったら、追撃した方が……」
「……インドネシアの製油所は破壊されずに残っているはずです、給油を行った後、大規模な偵察を開始しましょう。それに……」
「それに?」
「……そろそろ、合衆国海軍が動き出す頃です、司令長官は先に本土かトラックへお戻り下さいませ」
「……そうか。良いだろう。とはいえ、一式陸攻では無く司偵を使うぞ」
「……はて、海軍に司偵はありましたか……?」
「……実はな、この前の宴会で陸軍から許可を貰った。快く使わせてくれるそうだ」
「なんと!」
「そういうわけで、それなら一旦トラックに戻るとしよう。醍醐君、西の方は頼んだよ」
「は……ははっ!!」