以下3/31更新分
記念選手権完走しました~! お疲れ様でした。
普段めちゃくちゃ遅筆なのですが、お題出されてから概ね34時間くらいで書き上げてたので自分意外と書けるなって思いました。
これから常に期限決めて書くのも視野に入れようかな…。
以下3/12更新分
近況ノート書いてないあいだに2019年になってました! 春ですが明けましておめでとうございます!
さてタイトル通り3周年記念選手権の皆勤賞を狙っている冬野でございます。
しかし48時間後締切って想像以上にしんどいですね?
自分は元々がすごい遅筆というか、書ける時と書けない時の差がものすごくあるので、2回目で既に息切れしかけてます。どうか頑張れって言って…。
たぶん半分過ぎれば楽になってくると予想してるので、今しばらくヒイヒイ言いながら書くつもりです。
以下随時書いてた各お題についての所感
1日目お題「切り札はフクロウ」
タイトル『頼みの綱のフクロウ』
野生のフクロウをネズミ退治に利用するというのは実際の話で、それについての映像を見たことがあったため、方向性はすぐ決まりました。
でも、それをそのまま書いたのでは作品にできない…ということで人類には小さくなってもらった次第です(安直)。
ハードな展開にしようと思えばどこまでもできるシチュエーションですが、どんなに日常が変化しようと日常は日常であって、その中でヒトは悲喜交々生きていくだろう、という思いから明るめの雰囲気に書きました。
2日目お題「2番目」
タイトル『Symphony No.2』
ネタが決まるまで少し時間がかかったこのお題。
むにゃむにゃ考えて自分が大好きなクラシック音楽をモチーフにすることにしました。
中身は完全に創作ですがモデルは…詳しい方はすぐお分かりになると思います(小声)。ちなみにサーシャの本名はアレクサンドルといいます(小声)。
主人公に据えたのは作曲家ですが、私が小説を書くにあたって抱いている気持ちを代弁させたような格好です。
この字数で書ききれるのか?とも思いましたが、いざ執筆し始めたら意外とすんなりまとまりました。
3日目お題「シチュエーションラブコメ」
タイトル『グロテスクな恋はお嫌いですか?』
普段ラブコメ自体全然読まないので何を書けばいいのかめちゃくちゃ悩みました。
自分の執筆スタイルは、地の文をダーッと書いて時々会話入れるみたいな感じなので、「台詞の掛け合いが楽しい作品を書いてください!」と言われると死…という心境でした。
でもこういう企画がないと書かない話だったので、書けて良かったと…うんまあ…思います。
チョイ役で出てきてるのは拙作『青とエスケペイド』の桐原先生と水城先生です。
実は一番時間がかかったのは主役二人の命名だったりする。
4日目お題「紙とペンと○○」
タイトル『紙とペンと、あなたへの遺書』
今までの中で一番好きなテイストで好きに書いた内容でした!
こういう終わりの瞬間の間際に立たされる人を描いたSFがめちゃくちゃ好きです…。中也の詩を引用したのは100パー作者の趣味でございますハイ。
章タイトルが「遺言状」ってところも個人的に好き。
「自分で納得できる話が書けたから評価は別にいいやー」と思ってたのですが、熱いレビューをたくさん頂けて心底嬉しかったです。レビューだけでも読んでほしい。
やはり死の直前の命の輝きは良いですね!(朗らかな笑顔)
5日目お題「ルール」
タイトル『災いの双子』
以前からなんとなく構想があって、一度チャレンジしてみたかったホラーを書いてみました。
頂いたレビューなどを見て、やはりこのネタは即興で書くものではなかったなと…細かいところを詰めて再挑戦したい話です。
一番書きたかったシーンは双子の血が混ざり合って二人とも絶命するところで、ここは官能的なシーンのつもりで書いていて、それを汲み取って下さった方がいらっしゃって嬉しかったです。
あとほぼ全員が死ぬエンドってけっこう爽快感あると思ってます。倒錯してて申し訳ない。
6日目お題「最期の3分間」
タイトル『最期の記憶を取り出して』
なかなかお題に沿う話を思い付かなくて、数年前に書きかけだったものを題意に合うような設定を加えて書き上げました。
この世界のこの時代のこの国では、自白が取れれば確たる証拠になることにしておいて下さい(真顔)実際の法律とかあまり想定せずにいつも小説書いてるので…。
自分が自分に殺される体験をするって良いな…というのが出発点で、設定のほうが後付けの話でした。
7日目お題「最高の目覚め」
タイトル『<私>と<僕>の目は、今開く』
ヒトの人格と記憶を完全に保存しておこう、という研究は実際やられてるんですよね。
新しい人生を得る、という話の構造に自分が読んできたSFのエッセンスを入れ込んでみました。
ちなみに私は『すばらしい新世界』とか『1984年』とか伊藤計劃氏とか円城塔氏とか柴田勝家氏の作品が好きです。
<僕>の要素は2割くらい作者自身だったりします。
個人的には意識が半永久的に残るっていうのは怖いことだと思っていて、一見明るいとみせて「え? それでいいの?」と逆説的に読み手に思わせることでカタルシスを得る…という話の構造を目指したんですが、やはり難しかったですねえ。
8日目お題「3周年」
タイトル『惑星再開発計画従事者の三周年』
このお題で何を書こう?と悩んで、以前からちょっと構想があった(こればっかりだな)ものを形にしようと思いました。
この話のサビは「再開発計画は華やかでクリーンな印象だけれど、実際作業に従事している人は泥臭くて極めてアナログなことをしている」というコントラストです。
こういうところにエモさを感じるので一度書いてみたかった。
内容的には自分としては珍しいホームドラマチックなものになりました。
9日目お題「おめでとう」
タイトル『竜あり、遠方より来る』
こちらは完全に拙作『旅は竜連れ世は情け』を読了した方へのボーナストラックとなっております。
これもn回目の以前から構想があった話です。エイミール兄さんの晴れ姿が見たかったのです(?)。
こちらを読んでエイミールの偉業って何? ちょこっと出てきた竜のジーヴは何者? と思った方はぜひ旅竜の本編をどうぞ!
スチームパンク風味の竜&少女の謎解きと冒険のファンタジーです。
10日目お題「バーグさん」
タイトル『全日本凡作保存協会』
ここまで読んできた人にはお分かりかと思いますが、これも以前からちょこっと構想があった話です。
既存作品の章タイトルを少し意識しております、はい。
本当は140字小説として書こうかと思ってたネタなんですけど、いざ書いたらその字数で収まるはずないな?という…。
私だったら凡作書いて生きていくかもです(真顔)。
バーグさんとトリがチョイ役ですんません~!