開催している「45歳以上の作家による作品コレクション(若者の範たる作品希望)」ですが、遂に参加作品が80を超えました。
盛況ぶりに正直驚いております。
仕事に生活に人生で最も忙しい時を過ごされているであろう方々がこれだけ参加されていると言うことは、企画に参加していない方がいらっしゃることを思えば相当数の中高年作家の方がこの場にいらっしゃると考えて良いと思います。
主催者としてはとても嬉しく思いますし、同世代人が時間を作って創作活動に励んでいることはとても心強いです。
ところで参加いただいた皆様の作品をいくつか斜め読みさせていただいたのですが、全体に非常に真面目というか常識的というか、中高生が書いた作品と比べると洗練されてはいるのですがぶっ飛んでいないと感じられます。
良くも悪くも大人が書いた物だとわかります。
褒め言葉でもあるのですが、発想の豊かさは若者の特権なのかも?と思う部分もあります。
私が今執筆している「祝祭の聖女は今日も人知れず誰かを助けてる」は所謂バトルではない闘いのあり方を考えましたし、日本からの転生者を作中に出してありますが、活躍する場面は全くないようにしてあります。
どこかに似たようなアイディアがあるのかも知れませんが、一応自分で考えたオリジナルです。
それでもやはりぶっ飛び感は足りないと感じています。
どこかで理性めいたものが邪魔をするというか、仕事で書いている文書(文章ではない)の癖がいつまで経っても抜けないというか。
年齢を重ねた経験はギフトであると以前「中高年のための小説創作のススメ」で書きましたが、足枷になる部分も確かにあると思う今日この頃です。
雨の日が多くなりました。
本格的に春が近づいているのですね。
先日、フキノトウを食べましたが、ほろ苦い大人の味がしました。
ワラビやタラの芽と言った山菜の季節まであと少しですね。年寄りなのでそう言った好物が食べられることは結構幸せなことなのだろうと最近は感じています。
気温の変化が激しい時期ですから、皆様もお体にはご自愛ください。