新作投下してしまいました。やってしまった。書くのは楽しかったです。宜しくお願い致します。
◆あらすじ◆
『目を覚ませ、平和ボケした悪魔ども。今、この「斧」でぶった斬ってやる。』
※「斧」は第2話から出てきます
平和の象徴、シルデイス帝国。数百年前に最後の戦争を終えた帝国は、はっきり言って平和ボケしていた。この平和ボケした帝国の平和ボケした社交界に、堂々と「斧」を担いで乗り込んできたのは、シルデイス帝国の第三皇女、イサヤ・シルデイス。最北の国・イラエステ帝国に留学していた「異端」の末っ子皇女が、 “とある事情” で早期帰国を果たしたのである。
本来、人間は魔法が使えない。魔法とは、動植物だけが使える不思議な力だった。しかし、イサヤは生まれた時から魔法が使える。そのため家族から、世界中から、「異端」として疎まれてきた。ずっと虐められてきた。
ひょんなことから最北の国・イラエステ帝国に留学するよう父帝に言い渡されたイサヤ。ところがイラエステ帝国は「奈落の帝国」とあだ名されるほど、戦争の絶えない、常に死と隣り合わせの国であった。
数年振りに再会した妹の変貌ぶりに面食らった兄姉たちは、自分たちの平和な日常が壊されるのを恐れ、イサヤをイラエステ帝国に送り返そうと企む。父帝に至っては、イサヤを暗殺しようとするなど、母国に戻ってもなお、イサヤの心が休まる場所はない。しかもイサヤの帰国後、母・リウィシア皇后は骨となっていた。
「……上等よ。全員まとめて、殺してやる」
平和の仮面を被った悪魔たちに、皇女イサヤは「斧」を振り下ろす!
https://kakuyomu.jp/works/16817330667618373351/episodes/16817330667618450925