カクヨム3周年記念選手権のためのショートストーリーとして、現在(3/23)7つの小説が投稿されています。
ここでは、作中で描くことの出来なかった話や、裏話を明かして行きたいと思います。
まずは1作目、【パワーアップ!オールモード!】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888747868これは以前から書いている、バットレンジャーシリーズの話です。
バットレンジャーは舞楽須(ぶらくす)という架空の街を守る戦隊ヒーローです。元ネタは小学校の頃友人と書いていた漫画で、どうにかしてこのヒーローを残したくてノベライズしています。
今回の話は、戦隊ヒーローのパワーアップ回をイメージして書いています。
こちらは特に裏話等はございません。
そして2作目、【二番目の私】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888782702死に際の男が心残りを解消する為に、クローンの自分に“2番目の私”を用いると言う話です。
現代社会で時々問題になるクローン。番号を振るとしたら2番、3番となるわけです。
この作品ではクローンの良し悪しまでは語っていません。わざとです(嘘)
クローンが良いものなのか、悪いものなのか。それは是非、ご自身で考えてみてください。
そしてこの作品に出てくる娘、名前は書かれていませんでしたが“葵”と言います。聞き覚え、ありませんか?
さらに3作目、【――そういえば、そうだった。】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888808982シチュエーションラブコメって何だよ、と思いながら書きました。
“真白な空間の中で二人の男女がお互いに好きだということに気付く”話です。
作中では描いていませんが、咲人くんは軽音部に所属しております。また、咲苗には妹がいます。
さぁ4作目、【歌は短し救えよ未来】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888836744変人扱いしていた多田からの突然の電話によって、空村くんが自信をつけ、後に世界を救うお話です。
何を隠そう空村くんの名前は咲人です。
紙とペンなら歌だろうと勝手に連想ゲームをして、殴り書きしました。
僕は伊坂幸太郎先生のPKと言う短編集が好きで、バタフライ効果についての話が出て来るんです。ちょっとそれが入っちゃてるかもしれません。
空村くんが歌を歌って、それに心を動かされた人々がいて、そんな風に巡り巡って戦争を止める。そんな風に考えています。
その中にはきっと、あの少女の自殺を止める事も入っているのでしょう。だって――
5作目【僕は、どうしても時間を巻き戻したいと思った。】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888881411この話の主人公は多田くんです。多田くんは歌う事が好きでしたが、自信まではありません。その為に普段は人の居ない公園で一人で歌っていたのです。
きっと空村くんへの憧れもそこからでしょう。
少年がタイムマシンを作れたのもきっと、何者かに操られていたから。
その何者か、と言うのが未知の存在なのか、自分自身なのかは分かりませんが。
それで6作目【地球滅亡、最後の三分間】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888911442“私”が彼氏と最後の3分間を過ごしていたら、それが姉の嘘だったと言う話ですね。
彼女の姉はドッキリが好きです。だって咲苗だもの。
恐竜絶滅と隕石の因果関係はしっかり調べましたが、多くの人が隕石のせいと考えている事と、最後の一撃が隕石だったのなら、隕石のせいじゃね?と思ったので、そうしました。
最後に最新作の7作目【別れ話とループ】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888941837これは夢落ちを考えた結果こうなりました。
恋でも恐怖でもない中途半端な感じが、夢らしいのではと思い、自分では気に入っています。
この話の登場人物は少し大人になった前作の二人です。ラブラブは続くのですね。
思ったより長くなってしまいましたが、こんな感じでしょうか。
今回の選手権のコンセプトは、【どこかで人は繋がっている】という感じです。
SNSで友人のフォロワーの中に、関係ないはずの他の友人を見つけた時の小さな喜びのような、そんな話を意識して書いております。
きっとバットレンジャーも誰かに関係してくるはずっ!
これからも、選手権が終わった後も、どうぞよろしくお願いします。