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『すべその』キャラクター情報(終)――「生きる覚悟」まで

話数的にはまだ1回分ありますが、ここまで来ればおそらく十分だろうということで、情報のまとめは今回で終わりにします。
お付き合いいただきありがとうございました。


【メインキャラクター】

・フウツ 16歳【剣士】 スキル:《不可侵》 武器:剣
主人公。『魔王の器』であるがために人から嫌われる体質(以下の7人と魔族は例外)。このことに関して異様なほどに寛容で、何をされても「体質だから仕方ない」で片付ける。
魔王の記憶を見た(追体験した)ことで心情に変化が現れ始めた。

・デレー=ヤン 16歳【斧使い】 スキル:無し 武器:斧
ヤンデレ令嬢。別荘持ち。フウツのことを愛する一途な乙女であり、フウツに近付く者には老若男女問わず容赦しない。また、非常に口が上手い。
ヒトギラのことを少し認めつつある。

・ヒトギラ  19歳【魔法使い】 スキル:《拒絶》 武器:杖
人嫌いの青年。顔はいいが口が悪い。人間のあらゆる要素に対して生理的に不快感を覚える体質。フウツだけはなぜか大丈夫らしい。
フウツを守らなければと感じている。

・バサーク 14歳 スキル:《深紅の鱗》 武器:なし
戦闘狂の竜人。自由奔放なアホの子。問題行動のせいで竜人の里を追い出された。自制が効かないことに多少の申し訳なさを感じている。
翼はあるが飛べない。

・トキ 【聖徒】 スキル:《診察》《蘇生》 武器:杖
毒物大好き児童。天使の顔をした悪魔。世渡り上手の優等生だが、倫理観が死滅しているので平気で他人に毒を盛るし騙して利用もする。
母親に女装を見られた。

・フワリ 【格闘家】スキル:《回帰》 武器:なし
物騒芸術家。作品作りのためなら何でもする。服装が奇抜で、掴みどころのない性格。竜人の友だちがいるが、その友だちの頼みより欲望が優先。
人情が無いわけではない。

・エラ 【導師】 スキル:《解析》 武器:なし
天才エセ少女。傍若無人な魔法使い。その態度に頷けてしまうほどの実力と才能を持っており、魔法で何度も自分を若返らせている。猛毒かつ万能薬。
遺跡で爆発事故を起こした。

・アクィラ スキル:《魔除けの加護》 武器:なし
愛玩癖の精霊。すぐに人を「可愛い」と言って庇護したがる。フウツと契約するつもりが誤ってデレーと契約してしまった。古代語を読むことができる。
エラとは古い付き合い。


【王国騎士団】

・カター
王国騎士団第四部隊の第一小隊隊長。フウツに嫌悪感を抱いてはいるが、自他ともに厳しい性格のため態度には出さないという希少な人物。
フウツらに対する罪悪感はある。

・ナオ 14歳【射手】→【魔法戦士】
弓使いの少年。人攫いに売られ、利用されていたが今は騎士見習いとして第一小隊に所属している。フウツの暴走に反応するように『勇者』として目覚めた。
一方的に魔界に召喚され、決戦に参加することになった。


【魔族】

・ゼン 固有魔法:魔物に変身する
レジスタンスのリーダー。大剣を背負った魔人の青年。快活で人から好かれ、正義感に溢れる根っからの「リーダー」。魔王の過去を知ったことで葛藤するが、それでも魔王を倒すことを選ぶ。
ネーミングセンスが可愛い。

・クク 固有魔法:高速飛行形態に変身する / 範囲選択魔法
亡命してきた少女。魔王に対抗する「レジスタンス(抵抗軍)」に属している。フウツたちと協力することになり、現在はフウツたちを遠隔でサポートしている。
いつの間にかエラの弟子になっていた。

・ウラハ
魔界からやって来た魔族。快活な性格だが好戦的で、戦いを求めるあまり他人の「緑色の石」を強奪して人間界に。レジスタンスに加入することになった。
姉には頭が上がらない。

・ミフム
魔法使いの女性。人間界侵攻に参加したことを悔いており、1000年間魔法で眠っていた。幼い頃に出会った精霊の残骸の言葉を書き記し、大切に持っている。
魔法を得手とする者同士でエラと意気投合した。

・ジギ
地下闘技場の戦士。得体の知れない力を使い、また話す言葉も意味不明。性別も不明。ニギとは昔からの付き合いのよう。闘技場ではかなりの人気を誇る。
人を殺したことは無い。

・ニギ
地下闘技場の少女。ジギの言葉を理解できる唯一の人物。ジギは「妹分とか弟分」らしい。シハクのことは「支配人」と慕っている。戦士ではない。
ジギと共にレジスタンスに一時加入。

・シハク
地下闘技場の支配人。下半身が蛇の男性。損得勘定で動き、不正も平気でする。が、ジギとニギのことを大切にしているのがフウツたちにバレた。
某氏と知り合い。

・ボス
『友好会』のボス。気弱な少年。しかし演技ではあるがボス然とした振る舞いができる。構成員以外には敬語。偶発的に事故を起こし、敵を倒すという謎の才能がある。
フウツにのみ本名を教えた。

・リュキ
『友好会』の幹部。勝気な少女であり、喧嘩腰になりがちだが認めた相手にはとことん友好的。他の幹部に頼んでベットを傍に置いているらしい。

・ベット
『友好会』の構成員。ずんぐりな男性。一言も喋らず、また表情もよく見えないため何を考えているかわからない。が、その忠誠心は確かなもの。

・ヴィヌ
『友好会』の幹部。高圧的な女性。敬語ではあるが言葉の節々には棘があり、特にリュキと口論になりがちだがその実、リュキに並々ならぬ愛情を抱いている。

・オーレイア
『友好会』の幹部。粗暴な青年。ゼンと話していたところ彼をいたく気に入った様子。

・クーキヨ
『友好会』の幹部。ほとんどのことに関して無関心な青年。フウツ曰く、目元に既視感がある。

・ガルディ
『影の会』のボス。『友好会』の先代ボスと比べて頼りなさそうなボス(上記)を敵視していたが、その才能を目の当たりにして一転、彼を認めた。
部下が氷漬けになっても動じない。

・キャルラ 固有魔法:四大元素魔法のうち2つを掛け合わせる
魔王の命でやって来た少女。人間に対する敵対心は無い。純粋無垢な心を持っており、またその幼さゆえ、魔王の凶悪さに気付いていない。
家族は兄のみである。

・メイル 固有魔法:手足の硬化、変形
魔王の命でやって来た青年。キャルラの兄で、地下闘技場の戦士。人間界侵攻には乗り気でなかったが、妹を人質にとられるかたちで従っていた。
妹と共にレジスタンス第二支部へ移動した。

・ジェシカ
レジスタンス第三支部の支部長。頼れる姉御。鍛冶師でもあり、レジスタンス第三支部の入り口は彼女が営む鍛冶屋の中にあるので見張りも兼任している。

・リーシア 固有魔法:土や石の変形?
レジスタンス第三支部のメンバー。物腰柔らかな男性。第三支部の建物を造った本人で、管理も彼がしている。

・カラン
レジスタンス第三支部のメンバー。過眠の気がある少女。

・ウロ
レジスタンス第一支部のメンバー。気だるげな少女。やることはやるタイプ。

・エリダ
レジスタンス第一支部のメンバー。片目隠れの青年……だが、見た目よりずっと歳がいっているらしい。

・魔王
魔界を統べる王。その目的は不明だが、『器』を乗っ取って力を取り戻し、『黒き波』を人間界に引き起こそうとしているとフウツらは推測している。
鎧の下は、なぜかフウツと同じ姿をしていた。

・イリア 固有魔法:腕を刃物に変形、刃を飛ばす
フウツたちを狙って『友好会』に襲撃してきた魔王の幹部。魔王城に突入してきたフウツらと交戦、敗北。怨嗟の声と共に自ら命を絶ち、代わりに影の兵士を生み出す魔法を発動させた。
魔王をこそ正義と信じて疑わない。

・アルケ 固有魔法:消えない炎
イリアと同じく、魔王の幹部。レジスタンスを憎み、嘲笑する。人を殺すことに抵抗が無く、魔王に反抗する者ならば非戦闘員であろうと惨たらしく焼き殺す。
自らの命と引き換えに魔王を目覚めさせた?

【その他】

・ルシアン
バサークと同郷の竜人。最近イメチェンのために口調と人称を変えた。フウツのことを捕らえようとしたが、村もろとも毒の餌食になった。
煽り耐性が無い。

・ローブの人物
フウツの元に助言をしに現れた、謎の人物。意味深なことを言って去って行った。フウツの夢の中に現れたのが本人かどうかは不明。
その正体は魔王本人。

・レス
上級精霊であり、『竜人の弟子』。故に予言をすることができ、危機に備えて活動していた。フウツのことを「魔に連なる者」だとして襲って来た。
街の人にも慕われている。


【第■章の人物】

・フウツ(「俺」) 15歳
身寄りが無く、あてどもなく放浪する少年。争いばかりの荒んだ世界にうんざりしている。
仲間を失った代わりに強大な魔力を手に入れた。皆を取り戻すために途方もない計画を立てるが、中々上手く行かない。「人間界のフウツ」を心底憎んでいる。

・デレー 15歳
ヨツ国の領主の娘。はずみで人を殺してしまい、国を出ることに。自分の手を引いてくれたフウツに恋をした。
黒い獣を食い止めるために城の外に残り、黒い波に呑まれて死亡。

・ヒトギラ 18歳
傭兵団に追われていた青年。国(ヨツ国)からの招集を無視したため村にいられなくなり、放浪していた。
障壁魔法でフウツを黒い波から守り、自分はそのまま黒い波に呑まれて死亡。

・トキ
各地の教会を転々としていた少年。不埒な神徒を毒の実験台にし、フウツたちに脅しをかけて同行することに。
旧王都に入ろうとした際、飛びかかって来た黒い獣に首を噛まれて死亡。

・フワリ
イファ国の領主の息子。跡継ぎとして塔に閉じ込められており、暗号を用いて助けを求めていた。
崩れる崖から落ちそうになったフウツを助け、自らが代わりに落ちたことにより死亡。

・エラ
数百年前から生きている魔法研究者。天才を自称する変わり者。事故の責任を被せられ王城で囚われていた。
王城への道を開いたところで魔力が尽き、トキと共に旧王都の大壁の外に残り黒い波に呑まれて死亡。

・アクィラ
イファ国南にある林に住む精霊。エラとは古い知り合い。林から出るため、デレーと契約した。
どこかで起きた高等魔法の反応の影響で空気中の魔力が変質し、体を保てなくなり消滅……したかと思われたが、魂だけの状態になって棲み処の泉に残留していた。

・男
黒い獣を操る人物。エラを極悪人だと思い込んでおり、フウツたちが悪事を為そうとしていると勘違いしている。

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