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ポンコツ若君ものがたり、第6章開始のご挨拶

 ポンコツ若君ものがたり、第6章の始まりです。

『海とブドウ』
https://kakuyomu.jp/works/16818093078050842013

 章タイトルは、『こんにゃく閻魔(こんにゃくえんま)』。

 「こんにゃく閻魔」像は、文京区春日の源覚寺に祀られた閻魔像です。
 花坂藩江戸屋敷のある飯田橋からだと、
  JR総武線で水道橋へ、そこから、地下鉄都営三田線に乗り換えて春日で下車
あるいは、
  都営大江戸線で、飯田橋から春日へ
が、現代のアクセスですね。

 閻魔様というと、地獄で罪人の裁きをするおっかない方という印象ですけれども、春日のこんにゃく閻魔様は、老婆の眼病を治癒して下さり、老婆は、感謝して好物のこんにゃくを供えたという逸話のある、お優しい閻魔様です。
 源覚寺は、寛永元年(1624年) 、三代将軍の時代に創建された、今年ちょうど開山400年になる古刹です。
 ただし、前述の老婆とこんにゃくの逸話は、実は、もっと後の時代の話で、弓削之介の時代には「こんにゃく閻魔」の名称はなかったはずなのですけど、そこは、いつもの「史実無視」です(笑)。
 ツッコんで来ないでね!

 春日の周辺には、前の5千円札の肖像でお馴染み、樋口一葉ゆかりの史跡などもあります。
 神田上水や水道橋を紹介する「東京都水道歴史館」も最寄りです。
 秋の行楽に、お立ち寄り下さい。

 *  *  *  *  *

 さて、前章までで、女性側の登場人物も出揃いましたよ!

・駒姫
・義姉上様
・侍女の美也
・神楽屋の佐智
 (母・和恵は別枠w)

 ふぅ、ふぅ! ここまでの展開の遅さよ。もはや、Web小説でないですね!
 季節の進みも遅い。
 未だに残暑と強い日差しです。

♪レッツ・シャイン 惜しげもなく晒した 君の素肌の誘惑ゥ
 (太田裕美『南風』)

 弓削之介も、藩の世子に就任して、新しい日々が始まります。
 「ナンチャッテ時代劇」、引き続きお楽しみ頂ければ光栄です。

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