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本作における環(クロウ)関連人物一覧

さすがに今回のエピソードはわかりづらいと思うので、環(クロウ)関係の人物のピックアップをしておきます。

・キハル
盤古の一種である女神様。超スゴイ世界創造エネルギーの塊。AKIRAみたいなの。
環の軍師であり術者によって肉体を再現され、環の死んだ魂を強引にブチ込まれた。
魂を共有させつつ、自分の肉体を解体し、その一部を使って今のクロウの構成させている。

・良順
旧名良吉。環と同じ世界の住人であり、不老不死の超人。弟分であり元家臣。
彼よりも先にこの世界にたどり着き、そこで自分と同じような出自の受け入れ先として『吉良会』を結成し、千年以上それを運営し続けた。
だが突如復活した環(クロウ)のことは戸惑いつつも、以前と同じような態度でなれなれしく接してくる彼を、内心うとましく思っていた。

・葉月幽
名前のみ登場。輪が巻き込まれた『鏡塔事件』の首謀者であり、元『吉良会』幹部の女性。
良順、環とは幼馴染。
今の世界に馴染めず、むしろ強い嫌悪感を抱いていた。
そこに環の精神が復活し、神(キハル)の肉体とともにこの世界に存在していることを知り、同じ旧友たちとともに良順より離反。
環の肉体を取り戻し、彼とともに世界を征しようともくろむ。結果として環は肉体を取り戻したが、世界転覆は良順ら『吉良会』と、桂騎習玄、時州瑠衣らに阻止され消滅。
彼女が奪取したキハルの一部は、瑠衣により強奪される。

・桂騎習玄
某所で上げている、これより前の時系列の作品『鏡塔学園戦記』の主人公。
一見高校生だが、良順らとは別ルートにて転生した異世界からの来訪者。かつては環とともに戦国時代を駆け抜けた友人のひとりにして信頼できる旧臣だった。
葉月幽の暴走を食い止めるべく、時州瑠衣、新田前(本作中、仏具を持った少年と表現されていた彼)に協力し、彼女を撃破する。

結果的にクロウにとっては友人の仇となってしまったわけだが、彼は理解と同情をしめし、その奇妙な友情に変わりはない。

事件のあと、自分の信念にしたがい『デミウルゴスの鏡』をねらう瑠衣たちと敵対。
カラスとなってしまった友を守り抜き、輪のもとへ送り届ける。
その後も彼もクロウと改名した彼らを援護し続けたが、新田との戦闘により重傷を負い、治療中。

・鐘山銀夜
作中ではファーストネームのみ登場。
環にとっては従姉妹にあたり、仇敵。彼(クロウ)が回顧として車中で輪に語っていた人物で、銀髪の美少女。

世に秩序をもたらすべく、父に従い環を追い落とし、女だてらに名将とあがめられていたが、実際はただの女の子であった。
しかし周りが否が応にも期待した結果、みずからも強引にハードルを上げざるをえなくなり、正義のために父のためにと、ついには赤子(環の弟)にさえ手をかけていく。

だが、環にその事実を突きつけられた結果、精神のバランスを崩し、自暴自棄に近い状態となって、周囲や父親からも見限られる。その後、玉砕同然で将兵を巻き込み環に大敗。
我にかえった彼女は自らの正しさにもとづき、自身を罰して死亡。

彼女の物語はそれで終わるかに見えたが、瑠衣によってその遺伝子情報がサルベージされ、ありとあらゆる外法によって彼女のクローンが生み出され、偶像として祭り上げられる。(これが『銀の騎士団』の前身であるカルト教団のおこり)

ある意味では環の実態を誰よりも理解していた女性であったが、彼女自身の理念はおぞましく曲解されて異世界に排出されることになってしまった。

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