自作の「黄昏のIX・A」の〝アダバナハヨミヨリカエリザク(1)〟にて、弓兵であるサダメが、射撃と近接に同時に備えるためと称して、左手に弓を握った状態で〝右手で矢筒から一矢を抜き、人差し指と中指で挟み持ちつつ、薬指と小指で短刀の柄を握った〟と描写していましたが、改めて考えると、和弓の射では親指と人差し指で挟み持つのが基本で、人差し指と中指とで挟み持つ射は洋弓などの大陸式です。
サダメは日本の弓術士ですが、持っている弓は洋弓なので、不自然ではないのですが、少しまぎらわしい。何より問題なのは、この構えだと矢を番えるのがワンテンポ遅れるという点です。
なので〝右手で矢筒から一矢を抜いた。それを番えた形で弓手で挟み持ちつつ、右手は腰の短刀に添える。〟という形に修正しました。
たぶん、大部分の人にはどうでも良いことかもしれませんが…………。