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  • エッセイ・ノンフィクション

訳も分からず 大人になっていく 境界線などどこにもない


いつから僕は大人になったのでしょうか。20歳でしょうか。会社に入ってからでしょうか。

個人的にはどこにもないんですよね。境界が。

というか、僕はまだ大人が分かりません。年齢的にも外見的にももう立派な大人とみられるのですが、自分のことを大人だと思えません。

子供染みた考えは未だに脳内に巣くっているし、分別も落ち着きも袖からぽろぽろと零れ落ちて行くし、髭が生えてくるくらいのものです。
どーせなら、弁才や詩才の芽が生えて欲しかった。

今日も僕はビールを飲みながら、大人とは何か、理想の大人について考えては酩酊します。

ふらふらする頭で思いつきました。
「ジーナ、こいつをカタギの世界へ戻してやってくれ」
「小便はすませたか? 神様にお祈りは? 部屋のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?」
「あばよ、ルパン」
こんなセリフが吐ける人が大人でしょう。

僕はまだ子供です。



創作の芽は音の葉の地平に萌ゆる
ピーターパン・シンドローム / Sound Schedule
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892372714/episodes/1177354054893182681

1件のコメント

  • りくさん!

    僕の背中をぐいっと押してくれるエールに感動です。IPAがゴクゴク入ります。
    もちろん、”十二分に”が係るのは”変態”だと自負しております。笑

    歳をとることについては、郷倉さんのエッセイへのコメント時にちょっと思う所があったので、おいおいエッセイに書こうと思っています。

    それにしても、りくさんに後押ししてもらえると自信になりますね。是非、限りある才能を遺憾なく発揮した文章を書きたいと思います。喜んでくれるのは偏った感性を持ったりくさんのような方だけですが、僕はそれで幸せです。
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