文章を書くには力がいる。特に精神力が削られる。落ち込んだとき、忙しいとき、疲れているとき、眠いとき、なんとなく面倒なとき。全ての時間が文章を書こうとする自分の前に立ちはだかる。情けない自分を潰してしまう。
現在、人生で体験したことのない事態に遭遇している。何もできなくなっていくようだ。食欲がなくなる。胃が痛む。根拠のない焦燥感に苛まれる。
「カクヨムなんてしてる場合じゃない」と思った。
でも、だからこそ書きたくなった。むしろ、書かないといけない気がした。自分のために。
自衛の仕方は間違ったけれど、僕は間違っていない。何があっても、浅はかな絶望に飛びついてはいけない。それだけは、ここに誓おうと思う。