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寝れない夜の独り言


今は米国時間で9月8日の日曜日、午前3時20分。目が覚めてしまった。会社の先輩とHootersに行き、ビールを3杯(2L)を飲み、コーヒーを経由して、Gentleman's Clubでビールを2杯(1L)飲んだ。

たった3Lのビールで気分が良くなった僕は夜の11時に家に帰って来て、カズオイシグロの「わたしを離さないで」を一章読んでベッドで横になった。

そして今、身体の熱さにうなされてベッドから出て、水を飲みながらリビングでパソコンと対峙している。

明日も朝7時からテニスをするので、6時過ぎに目覚ましをセットしている。11月になっても屋外のプールで遊べるほど気温が高いこの場所は、9月は夏の範疇だ。

未だに蝉が鳴き、太陽は身を焼き、汗は瞬時に蒸発する。サボテンが僕を見下ろす。

そんな温暖で、時には灼熱の気候が好きだ。滅多に雨が降らない、カラッと晴れた気候が好きだ。

朝が弱いので早く寝ないといけないのだけれど、この時間の静けさ、この後に控えた休みに甘えて、だらだらと文字を綴る。

独りだからこそ持てる自由時間。

時々、無性に寂しくなる時がある。
そして、時々、無性にその寂しさをかけがえのないものに感じる時がある。

やはり、独りが好きなのかもしれない。
こんな独り言が好きなのかもしれない。

独りでいると自分が世界から独立したように感じる時がある。
人に寄りかからないと生きられない僕は、独りになることで、自分の足で立てていることを誇っているのかもしれない。

僕もこうして時間を無駄に出来るんだって。
自分の思うがままにしていいんだって。そんな、万能感に酔っている。

独りの夜は素晴らしい。

何が言いたいのかも分からないし、何をしたいのかも分からない。
夏の夜の独り言。

朧げな意識がしっかりしてきて、飲んだ水が身体の熱を奪っていくように喉を潤していく。

寝汗が酷いのでシャワーを浴びて、もう一度寝よう。寝る前に「わたしを離さないで」を少し読もう。

明日も遊んで、文章を書く。
なんだかんだ、僕はそんな日常が好きだと思う。

ぽっかりと空いた時間の片隅で、カタカタと文字を打つ音だけが聞こえる。
いい加減、早く寝よう。

良い夢をまた見よう。
明日も良い日にしよう。

おやすみなさい。

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