-レビュー本文引用-
非常に完成度が高く、テーマ性、文学性、そして共感性、様々なベクトルでのクオリティを感じさせられる作品でした。
主人公はコンビニ店員として生計を立てつつ、「自分だけは幸せになる資格がない」と常に感じさせられて生きている。
なんとなく、要領よく生きている人間が目に付き、そういう人間はどんどん幸せになっていく。人生のステージを次に進めていく。その一方で自分だけは前に進めず、取り残されて行く感がある。
この心情、とても胸を打たれました。うまくいく人間はどんどんうまくいき、自分と何が違うのだろうと悩まされる。こういうことに悩んだ経験のある方は、きっと少なくはないと思われます。
そうして葛藤する日々を送る中、主人公の日常にはとある変化が……。
夢と現実。その境界の曖昧さを描くことで、主人公の人生に救済があるのか、それとも破滅が訪れるのか。どのようにも取ることができる、とても深いラストが描かれていました。
考察しがいのあるテーマ性や構成。そして共感性の高い心情。
文学性の高さも評価したくなる、まさに名品でした。
黒澤カヌレさんからのレビューです!
ありがとうございます!
全4話、完結してますので好きなペースで読み進めることができます!
Web小説ならではの読みやすさを第一にした作品です。
ぜひぜひお気軽にお越しください。
タイトル『虚夢』
https://kakuyomu.jp/works/16818093089364273364部門別の週間ランキングが2位まで上昇しました!
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