お祭りということで参加していたけど、ひとつのお題で三日という期間はやっぱり短かったのではと思う。
自主企画を立ててそこそこ読んだつもりだけど、期間の短さのせいで練り上げ不足のようなものが大量生産された感じがした。ついでに言うと自分も練り上げ不足だった。せめて1週間ほしかった。
https://kakuyomu.jp/user_events/16818023211803680462「気軽に参加して欲しい」のはわかるけど、作品の数が多くなると作品の質はトレードされていく。1000文字以下で既存の作品のあらすじをなぞったようなものや、オチのついてないものも見られる。自主企画に至っては「短編賞創作フェス」だと言ってるのに過去作品をつっこんでくる奴もいる。
あとこれは別件で、自主企画に無差別で宣伝目的で参加させる奴はそろそろ運営のほうで何とかしたほうがいいのでは?と思う。こうなると自主企画自体の機能が死んでるような気もする。企画運営者のインセンティブがゼロどころかマイナスになってる。こうなると真面目にやるだけ損だよね。
作品の質が保証されないと、読者離れが起きる。しかしカクヨムは「作家内で回し読みする」前提で作られたシステムだと思うので、作家は自作の宣伝をするために他の作家の作品を読まなければならない。しかしその作品も質の悪い短編に埋もれたらちょっと辟易する。
いや、一生懸命書いたんだから「質が悪い」と言ってくれるなという話もわかる。だけどカクヨムがやってるのはコンテストであって、コンテストは基本的にどれだけ上手に書くかの選手権であるはずなんだ。だから釣りタイトル☆ばら撒きに人気が集中するなら、それは人気者コンテストであって作品の質を保証してないよね、と思う。
ランキングの上位作品に「頭空っぽにすれば設定は甘いけど楽しめる」と評価される作品が来るのは、ツッコミどころがあったほうが読者の食い付きがいいからなのだと思う。隙があったほうが人気は出る。ただそれを「コンテスト」にするのか?というのはやっぱり疑問だなと思う。
ライト層の呼び込み企画とコンテストの同時開催はやっぱり難しいんじゃないかな、という話でした。