こんばんは、姉煩いの人です。
有明編で語られた、命以外の全てを失った彼が生きようと思った話です。そして例の指輪と彼の姉と故郷に対する思いの総決算です。これで「彼」の大前提の提示は終わりました。あとはこの大前提をたくさん抱えた「彼」がひとりでどう生きていくかということになってきます。剣と姉と薬、そして事件編で明かされなかった「友達」の存在。これは「友達」の話です。
次章から名前をなくした彼が再び名乗るまでの「亡霊編」が始まります。事件編でフォルスが散々問題視していた、ビスキで強盗して捕獲されるところや予備隊に放り込まれるところが彼視点で描かれます。災禍からここまで来れたならば大丈夫だと思うのですが、これ以降ほぼこんなのがずっと続きます。かなり人を選ぶと思うので、無理に読まないでいいです、本当に。
この大前提を踏まえて事件編で「あ、これは……」というところを探すと楽しめるような形になっています。事件編も読んでね。
《事件編はこちらから》
https://kakuyomu.jp/works/16817330656813658108異世界×ミステリーの裏側、鋭意更新中です!
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