貧乏騎士に嫁入りした筈が!本編完結しました。読んで下さった皆さま誠にありがとうございました。
毎回あとがき書いているんですが、この後閑話書きますので、ここに書いときます。最後に後ろにくっ付けましょう。
この作品も毎日更新したのですが、ちょっと無茶でした。その結果、最後の最後で身体が壊れました。二ヶ月寝込んだのは生まれて初めてです。小説書きのせいだけでは無いでしょうが、やはり小説書きは心身共に負担が大きいなぁ、と思いましたね。思えば二つの銀河帝国書いた当時も倒れたんですよ。
毎日更新が続いたのは読んで応援してくださる方々のおかげです。やはり読まれていると思うと気合が入ります。本当にありがとうございました。
この作品は「公爵様」構想時にボツにしたアイデアの一つを再利用しました。「公爵様」の時は「庶民と皇帝をくっつけるには」というアイデアを出してて、庶民生活をしていた侯爵令嬢という事を考えたんですが、もうちょっと完全に庶民のが良いな、とボツにしたのです。
「王太子様の」を書いてて、受動的で動かないヒロインに苦労した反動で「次は活動的なヒロインにしよう」と考えた時に、山猿のような侯爵令嬢なら面白くなりそうだと考えてボツにしたアイデアを再利用した訳です。これに昔考えた神様とか魔法とかの設定をくっつけました。
ちょっと失敗したのは猿令嬢と魔法設定のなじみが良く無かった事で、ラルフシーヌに魔法を使わせる事が出来なくて、魔法の設定がちょっと浮いてしまいました。ようやく竜との戦いで使えましたが、やや唐突なファンタジー展開になってしまったと思います。
もう少しセルミアーネが腹黒い設定だったのですが、嫁がアレなので嫁のフォローに精一杯になって設定が活かせなかったのも悔いが残る所です。
ともあれ書きたいことは書いて満足です。エピローグで帰郷もさせてあげられましたし。物語中、ああ見えてラルフシーヌは我慢しているし頑張っていましたから、せめて帰郷はさせてあげたかったのです。
なんだか望外な評価を頂きまして、細々とやっていた身としては驚くしかありません。そして平伏して大感謝です。誠にありがとうございます。これからも出来る範囲で小説は書き続けようと思いますので、応援をよろしくお願いいたします。