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新作、書籍発売!

新作発売!

イケメン貧乏神と同居はじめました!
文庫
花井有人(著/文)
発行:双葉社
文庫判 292ページ
定価 630円+税
ISBN9784575522662

こちら、以前
「あやかしインベスティゲーション!」
という題名で公開していた小説が、
書籍となって発売されます。

どうぞ、よろしくお願いいたします!

3件のコメント

  •  お久しぶりです。
     また書籍化してるじゃないですか! いつものように本屋に行って、ルーティーンとなっている新刊のコーナーチェックをしていたら、見つけてビックリしましたよ!
     今回は普通に本棚に置いてありました。
     本当に凄いですね!

     カクヨムの有人さんのページにちゃんと書いてありますね。カクヨムのホームページをほとんど見なくなっていたので気づきませんでした。
     ……途中で書くのをやめていた作品を書くことを、以前有人さんに書くように励ましていただきました。それなのにその作品、未だに完成していません。
     書いては行き詰り、書いては行き詰り、の連続で未だにプロットを作っている最中でして……。つまり本文は一文字たりとも書いていないという状況です。
     事の経緯を月に言ったら「まだ書き終わってなかったんかい! ていうかまだ書き続けてたんかい!」って感じのビシッとしたツッコミを頂戴しそうな、そんな状況なんです。
     折角励ましていただいたというのに、こんな状況だということに引け目を感じていたというか、恥ずかしいというか、合わせる顔がないというか、それでたまにカクヨムのホームページを見ても、意識的に敢えて有人さんのページには行かないようにしていたんです。
     だから気づきませんでした。本屋で見つけられて本当に良かったです。
     今書いている作品に関しては、ゆっくりでもいいのでマイペースに進めていこうと思っています。

     カクヨムのホームページの右上にある「お知らせ鐘マーク」のチェックも全くしなくなってしまっていて気づきませんでしたが、異世界デバッカーも更新されてたんですね。また読ませてもらいます。

     以下『イケメン貧乏神と同居はじめました! 』の感想です。



    【キャラ】
    ≪大家さん≫
    ・P3の10行目~13行目。
    「あり得ない……絶対なんかあるでしょ、この部屋! 誰か死んだとか、おばけが出るとか!」
    「はい」
    「はいじゃない!」
     いきなり面白い大家さんキャラが出てきてクスリとしましたよ。読み始めて一瞬でこの作品に対する興味度合が上がりました。これって簡単にできることじゃないと思います。凄い技術力ですね。


    ≪月と乾太郎≫
    ・まだP16までしか読んでないのに、この二人の掛け合いが面白くて、もっとこの二人のやりとりが読みたい、と思わされました。キャラ造形が素晴らしいですし、有人さんはギャグ・コメディーの才能もあるんだなあ、と思いました。

    ・二人とも良いやつで、お互いがお互いの優しい性格に惹かれ合って、部屋を退去せずに共同生活を続けることに決める、というストーリーの流れが好きです。

    ・P131の11行目~15行目。
     一緒にいられて嬉しいと、恥ずかしそうに男性から言われたのは初めてだった。
     その時の彼の表情が、くすぐったくて、見つめていられない。
     さくらんぼみたいに、二人で赤くなって、変な沈黙が生まれた。
     言葉を探そうとするが、頭の中にはどういうわけか、さっきのおみくじの『恋愛』の項目に『すぐ傍に在り』と書いてあった文字が浮かび上がるのであった。
    →キュン死にしそうになりましたよ!


    ≪乾太郎と蔵馬≫
    ・P135の8行目~10行目。
    「ああ! ありがとう、月さん! カデノコ、主がこう言うのだから、観念してもてなすんだな」
    「お前には、カップ焼きそばで十分だ」
    →この二人の仲の良さが窺える掛け合いも、面白くて好きです。


    ≪阿形と吽形≫
    ・P142の9行目~11行目。
    「その女の子の特徴、できるだけ詳しく教えてっ!」
    「「可憐だ」」
    「具体的な特徴を述べろってのよぉぉぉぉ!!」
    →不愛想な二人が一気に可愛らしく思えました(笑)。


    ≪乾太郎≫
    ・貧乏神なのにイケメンで、家事ができて優しい心の持ち主。貧乏神は貧乏にはするけど、それ以外の幸せは与える。という設定が面白くて魅力的ですね。キャラだけでなく、この作品全体を面白くしている設定にもなっていますね。
     こういうなかなか思いつかない、面白い設定を思いつけるのがプロの凄さですね。

    ・P16の5行目~7行目。
    「でも、きみの苗字はキララだろー? オ、オレ、初対面の女の子を下の名前で呼ぶなんて、できないし」
    「っ……! そ、そんなこと、恥ずかしそうに言うなっ!」
     P49の12行目~14行目。
    「お金の使い方を選択した。オレはそこに、その……なんだ、ええと、……きみのこと、いいなって思った」
     なんだか顔が赤くなった乾太郎を、月は呆気にとられたように見ていた。
    →乾太郎可愛いですね! 貧乏神なのに人間臭くて魅力的です!

    ・P65の1行目~2行目。
     出ていくほうが良いと提案した自分の寂しさに気がついて、寄り添おうとしてくれた彼女なら……。
    →乾太郎これに気づいてたんですね。『ガリベン魔女と高嶺の騎士』の時もそうでしたが、キャラクターの感情の機微の表現が本当に上手いですよね。有人さんの作品のこういうところ、やっぱり好きですね。

    ・女性慣れしていない感じが可愛いと思っていたら、積極的に月の手を握ったり、腰に腕を回してきたりして、月を翻弄する乾太郎はずるいですよ。



    【ストーリー】
    ≪疫病神≫
    ・疫病神がストーカーに困っていて、その困っている理由が、自分をストーカーするとストーカーに不幸が伝染することを心配している。
     よくこんな興味を惹きつける面白い設定を思いつきますね。乾太郎の設定だけでも着眼点が変わっていて面白いというのに、有人さんの発想力にただただ脱帽ですよ。

    ・P283の11行目~15行目。
    「知ってる、サスケ? 月が光って見えるのは、太陽の光を反射させてるからなんだって」
    「ニャァ」
    「空亡は太陽のあやかしだった。その命を受け取って、私は今生きてるんだ。月って名前がぴったりだと思わない?」
    →空亡の命を受け取り、一命を取り留めた月。ルナという名前のせいでいじめられて雑木林に入って空亡と出会った。
     乾太郎は月が優しいだけだと否定していますが、サスケが轢かれた時に助けたいと思ったのは、月の中に空亡の記憶が混ざっていたからかもしれない。サスケを助けたから乾太郎との奇妙な同居生活を続けることに繋がった。
     色んな要素がまるで複雑なパズルのように絡み合い、絶妙なバランスで噛み合ってこの物語を形作っている。そのような印象を受けました。簡単にはできない技術だと思います。やはりプロの作家さんは頭が良いんだなあ、と思いました。



    【その他】
    ・P61の8行目~9行目。
    『枕返しの安眠布団』
     確か枕返しって、寝てる人の枕をひっくり返して、悪夢を見せる妖怪だった気がするんですが「悪夢を見せるはずの枕返しの安眠布団っておかしいやろ! 一体どんな布団やねん! 一回それで寝てみたいわ!」と思ってしまって面白かったです!
    『あかなめ掃除用具店』
     あかなめは家の垢を舐める気持ち悪い妖怪だったと記憶していますが「汚い家が好きなはずのあかなめが掃除用具を売ってるんかい!」と思っておかしかったです! 
     こういう細かいところでも、隙あらばネタを仕込もうとする作家魂、好きですよ!

    ・P85の『貧乏税を徴収』という表現の仕方も、何か面白いですね。

    ・P164の『まにまに』わたしも響きが好きです。



    【チラシ】
    ・本の間に双葉文庫のチラシが挟まっていたのですが。超有名作家である赤川次郎さんや西村京太郎さんたちと並んで、有人さんの名前が一緒に載っているのを見た時、本当にプロの作家さんなんだなあ、としみじみ思いました。凄いなあ、と。
     勘違いしないでほしいのですが、チラシに名前が載ってなかったら、有人さんからはプロのオーラ、プロらしさを感じないと言っているわけではないということです。
     慇懃無礼的と言いますか、褒めてるけど実は悪口を言ってるとか、そういうことでは一切ないんです。見た時に、純粋にしみじみとそう思ったということが言いたいんです。



    【総評】
    ・乾太郎も月もそうですし、『ガリベン魔女と高嶺の騎士』に出てくるキャラクターも、好感が持てるキャラクターが多かったです。こういうキャラを作る巧さが有人さんの持ち味の一つですね。子供好きな元三大師も良いですね。
     わたしはこういうキャラクターが出てくる作品が個人的に好きだから、有人さんの作品も好きになるんでしょうね。
     有人さんの自主企画にわたしが参加したのは、自主企画内容を読んだ時に、文面からきっとこの企画した有人さんという人は、良い人っぽいなあ、となんとなく感じたからなんです。
     自主企画で数十作品が集まり、有人さんは誠実に全作品を読まれました。しかし、ほとんどの方は有人さんの作品を読みませんでした。それに対して有人さんは憤っていらっしゃいました。
     それらを見ていて、この人はやっぱり最初に思った通り、真面目な人なんだ、と思いました。
     数億円の宝くじが当たって、遠い親戚などから金を貸してくれと言われるがままに貸したら、誰一人として貸した金を返してくれる人はいなかった、みたいな。
     真面目過ぎて生き方に不器用な部分があって、それで今までにも、こうして損をする経験をされてきた人なのではないか、と思いました。(わたしも有人さんの自主企画やその他の自主企画に参加するまで、参加資格を完全に無視して開催中の自主企画にとにかく自分の作品を参加させようとする等の、マナーの悪い人たちがこんなにもたくさんいるとは思っていませんでしたので、決してそれがわかってなかった有人さんが愚かだと言っているわけではありません。何事もやってみないとわからないことって、ありますからね。それから、わたしも人のことは全くもって言えないぐらいに、生き方が不器用なんですが、有人さんからは何かそう感じたんですよ。)
     わたしが有人さんに、有人さんが生み出した作品たちに興味があるのは、こういう有人さんに人間的な魅力を感じているからです(自分勝手に想像を膨らませて作り上げた「有人さん像」にですが。……なんだか自分が好きなアイドルは絶対に良い子に違いない! と頭の中で勝手に想像を膨らませた自分に都合の良いアイドル像を、妄信しているアイドルの追っかけみたいですね。気持ち悪くて本当に申し訳ありません)。
     そういう有人さんだからこそ(くどいようですが、わたしが勝手に思っている「有人さん像」のことです)、生み出せる好感が持てるキャラクターたちのことを、わたしは好きなんです。
     ……偉そうに勝手に有人さんの性格分析をしてしまったりして(妄想を膨らませてしまって)、生き方が不器用だとか言ってしまって本当に申し訳ございません! 未だに友達が一人もおらず、ほとんど他人と関わらないという変な生活を続けているから、ネット上で知り合った有人さんという人は一体どういう人なんだろう、と想像を膨らませてしまう、ということをしてしまうんだと思います。どうか許してください。
     有人さんが生み出す、温かみのあるキャラクターたちが好きだと言いたかっただけです。



    【細かいことなんですが】
    ・既に有人さんは気づいていて「些事だから別にいいや」と思っていて修正する気がない、もしくは既に担当編集者さんか誰かに報告していて、今まさに修正を行おうと動いていらっしゃる、のかもしれないことなのですが。

    ・P238の九行目。
    『マヨヒガをの』となっています。おそらく誤字だと思います。

    ・今回初めて双葉文庫の本を買いました。「双葉文庫って他にどんな作品があるんだろう」と思い、なんとはなしに双葉社のホームページを見てみました。
     双葉社の新刊発売カレンダーの9月のページには、12日のところに『イケメン貧乏神と同居はじめました!』と記載されてあり、それをクリックすると『イケメン貧乏神と同居はじめました!』のページに飛びます。
     そこに記載されている著者名のことなんですが

     著 : 花井有人(ハナイユウト)

     になっています。一応ご報告させてもらいます。
  • 雪月風花さん、本を手に取ってくださり、そして、ご感想をありがとうございます!!

    最初に、本の誤字と、ホームページの著者名に関しては、現在担当者さまへ連絡しておりますので、対応できる場所は変更できるように動いていただいてます!ご報告いただきありがとうございます!

    本当に細かく作品を読んでいただいて、恐縮しています。
    そして、最近忘れかけていた気持ちをもう一度思い出させてくれたことにも感謝しております。
    最近は、私の小説は本当はつまらないんじゃないかとか、売れなくちゃ無駄なんだ、とか悩んでいました。
    でも、風花さんのこんなにも詳細な感想をもらえて、自分の作品の面白さを味わってくれてる人がきちんといらっしゃることを、改めて思い出せました。

    今回でだめだったら、小説を書くのはもうやめようかなと、実は先日くらいまで考えていたんです。
    なので、ネットで公開している作品もほとんど続きを書けなくなっておりました。それでも不思議なもので、毎日どこかで小説のネタを探してる自分がいるのは面白いものですね。

    私は、はっきりというと自信をなくしていました。
    ですが、今回風花さんの感想を聞かせてもらったことや、メディアミックスまで応援してくださる編集の方々の頑張りに触れて、弱気になっちゃだめだなって思い直せました。

    異世界デバッカーをはじめとした作品の更新が止まっていたのも、その辺のスランプというか、自信がなくなっていったところが大きいです。

    私は、きっと風花さんがおっしゃるような立派な人間ではないと思いますが、風花さんがそんな風に感じてくださったということが聞けて、私の泥の底に沈んだ自信をすくい上げてくれたように思います。

    風花さんも、小説の執筆が止まっていらっしゃるとのことで、実はその気持ちが、私はいま自分の中にあるモノと重なっているようにも思えます。
    なので、プロットだけは考えて用意できても、作品の完結までたどり着けないという気持ちに勝手に共感していました。

    私は何本か、完結までかけた作品と、書けなかった作品があります。
    完結まで書けた作品は、勢いで書き切ったモノが多いです。
    「貧乏神」も、勢いで書きました。

    最初は、ぼんやりと、読んでほっこりするようなの書きたいというおぼろげな気持ちから、設定を練って、あやかしの探偵になって人の悩みを解決する、という話にしようと思いました。

    そのときの主役は、実は阿吽の二人だったんです。
    阿吽の二人のバディもので書き始めたプロットでしたが、書いていくと急に手が止まったんです。なんか、ストーリーが堅くなってしまったのです。
    それで、一度この作品は書くのをやめました。

    暫くして、小説募集のコンクールを見ながら、何か書いてみようかと思いながら、今回の貧乏神に行き着きました。
    コンクールの内容が、女性主人公で、読者のきもちが暖かくなるようなキャラクター小説を募集というものでした。
    そこで、書けなくなった作品をリメイクするような気持ちで、阿吽が主役だった物語の切り口を変えました。

    人間の女の子が主役で、もっと気楽に読めるようなコミカルな文体にして、テンポよく、と意識しました。

    なので、地の文に、「ずびし!と指さした」とか、「ジト汗を垂らした」とか漫画チックな表現を意図的にたくさん入れました。
    そしたら、書いてるこちらもなんだか気楽になってきたんですよねw

    で、不思議とこの物語はサクサクと最終話まで書けてしまいました。
    途中で色々な物事を調べたりして、取材して回ったりしたのも気分転換になったのかも。
    本作は池袋が舞台ですが、私、よく池袋に遊びに行ってたんですよね。
    ここに乾太郎がいたらどうだろう、とか妄想してたんです。

    最初はダメだった小説が、息を吹き返したのが本作です。
    ある意味、ソラナキとルナの関係みたいですね。

    これはあくまで私の話ですが、書けなくなった小説をいちど置いてしまって、切り口を変えて、書きやすく砕いてみるのは、アリなのかもしれません。

    書けなくなった以上、どこかで重いモノがぶら下がって筆を持てなくしてしまってる可能性もありますし。
    おかげで阿吽の二人は、脇役になったけど、とてもインパクトのある脇役になってもらったので、これは良いのかなって思ってますし。

    私も二作、書籍化できたので、ちょっぴり分かるようになってきたのですが、やっぱり完結させることが重要です。
    そして終わらせるのには、勢いが大事です。
    勢いがなくなってきたら、見方や切り口を変えてみたり、舞台になる場所を空想すると、筆が動くかもしれないです。

    (マヨヒガは、千と千尋の神隠しの舞台になった、群馬県の温泉宿をイメージしてたんですけど、実は私、そこにも遊びに行ってきました。楽しかったです)

    どうしても途中で書けなくなるのは、分かります。
    私もそうです。書けなくなった作品はあります。それは勢いがなくなっちゃったせいもあります。異世界デバッカーも……。

    だから、ひょっとすると、丁寧に一話一話書くんじゃなくて、乱暴でも荒くても、ムジュンがあっても、とにかく最後まで書き切るっていう、イノシシになるのもいいかもしれないですね。
    おかしな部分は完結した後、修正すればよかったりすればいいと思いますし。

    それから、個人的には、カクヨムよりは他の小説サイトの方が書籍化の話がきやすいかもしれないと思ってます。(ここでいうのもアレですが)
    カクヨムは数字至上主義みたいなところがあるんですけど、ガリベン魔女も貧乏神も、賞を取る前は読者数三人とか、そんなレベルでした。
    これらの作品は、カクヨムではないサイトで賞を取り、その際、担当様から、全然数字のない作品だけど、「あなたの小説、面白いですね」と言ってもらえたんです。
    貧乏神に関しては、わざわざ編集長自ら、私の近所(福岡県)まで足を運んでくれたほどです。

    風花さんの小説は、私には絶対に書けないといつも思ってます。
    そしてそれがすごく魅力的だと思ってます。

    それからなんていうか、個人的に、風花さんのこと、ハグしたいくらい好きです。こんなに、私のこときちんと見てくださってるなんて、ありがたくって。

    あなた個人が、とても素敵な方だと思ってます。
    本当に、本当に、ありがとうございます。どうか、これからも、よろしくおねがいします。
    風花さんの、執筆の勢いのほんの些細なエネルギーになれたらいいなっておもってます。
  •  有人さんもスランプに陥っていたんですね。作品が書籍化されて、順調に作家として成長されていっていると思っていました。
     もう小説を書くのをやめようとまで思っていらっしゃったとは。
     思い直したということで、良かったです。わたしの感想がその一助になれたということが、とても嬉しいです。

     作品の裏話も教えてくださり、ありがとうございます!
    ≪声優さんによる朗読動画が公開!≫のページの、メディアミックスの裏話も読ませていただきました。とても興味深くて面白かったです!

     元々は阿吽が主役だったとは、思いもしませんでしたよ。
     そしてまさか『イケメン貧乏神と同居はじめました!』が、今自分が書いている作品のように、一度書くのをやめていた作品だったとは。
     一冊目、二冊目と順調に書籍化されていったものだとばかり思っていましたが『イケメン貧乏神と同居はじめました!』も苦しみの中から生まれた作品でもあったんですね。
    『ガリベン魔女と高嶺の騎士』『イケメン貧乏神と同居はじめました!』の両作品とも、読者がそんなに少なかったというのも驚きです。
     それでも自分を信じて作品を完成させ、その努力が書籍化という形で実を結んだ。素晴らしいですね!

     そして何より、ハグしたいくらい好きだなんて……。
     こんなこと人生で言われたの初めてですよ。
     嬉しすぎて胸が温かくなって、自然と涙が零れました。
    『ガリベン魔女と高嶺の騎士』の感想文を書いた時と、立場が逆になりましたね。今回はわたしが泣かされちゃいました(笑)。

     こんなにも丁寧に、スランプの抜け出し方、プロしか知りえない書籍化するためのアドバイスまでしてくださり、本当にありがとうございます!
     これはただ単にアドバイスが書いてあるだけの文章ではないです。
     困っているわたしのために、自分の知りうる限りの知識を総動員して、なんとかして少しでも助けてくれようとしてくださっているのが、文面から伝わってくる文章でした。
     有人さんの温かい気持ちの籠ったアドバイスを読んで、本当に本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりましたよ!
     是非とも参考にさせてもらいます!
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