地元紙の9月の読者文芸欄の俳句部門で、
佳作(9席)に選ばれましたので紹介します。
しろじろと揚羽のごとき遺骨あり
津川絵理子選、佳作。
火葬後の父の遺骨の中に、
標本の揚羽蝶のような形の
遺骨がある感じがしました。
その感覚を詠んだ俳句です。
ただ、
季語の「揚羽」を
比喩として使っているので、
季語のパワーが弱くなっている
かもしれません。
それが減点の評価になって、
佳作止まりだったのでしょう。
しかし、
津川絵理子選では、
初のベスト10入りでした。
なお、
「10行詩集」は
さきほど
11編目「納骨」を公開しました。
また、
「5行詩集」は
本日16時に
「18曲目 バイアス」」を公開予定です。
よかったら、ご覧ください。