庄屋の一人娘お楓(ふう)が流行り病で倒れています。「口の中の発疹」などから、今でいう天然痘であったと思われます。
作中では、病気の快癒の中で十寸と楓に縁ができたことを表したかっただけですが、竹徳利で間接キスしたり、幼い少女と十寸のほのかな恋の物語っぽくなっちゃいました。
後述しますが、十寸が飛嚢から吐き出す息には純度の高い酸素が含まれています。これがちょっと酸素吸入器?のように働いたり…とか、なにかの加減で白い澱の破片のようなもの(十寸の皮膚片でも汗でも)が竹徳利に混入しちゃってたかも知れません。