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“リゲイン”システムに見る可能性(執筆日記)

 追憶12でようやく明らかに出来ました、一つ目の変異エーテルの能力について。
 フロム脳の方であれば一目瞭然とは思われますが、“リゲイン”能力というと、モロにブラッドボーン(あるいはエルデンリングの隠しボスマレニア)ですね。
 
 ダメージを受けてから一定時間内に敵を殴り返すと、失ったHPが戻ってくる(回復する)という、割合シンプルながら、良くできたシステムだと思います。
 敵を殴り返すと自分の被害を踏み倒せる、というのがカギで、これによって取り返す前提で捨て身の作戦を取れるのはもちろん、
 逆に「リゲインで取り返さなければ」という強迫観念が生まれて、深追いする罠にもなりえます。
 いずれにせよ、アグレッシブに攻めざるを得なくなり、一種の爽快感にも繋がると思います。
 
 これを小説に落としこむと、おそらく白兵戦の条理も結構違ってくるのでは、と予想しています。
 元より回復魔法の存在する世界を何度か書いたり読んだりして感じていたのですが、負傷や欠損が不可逆のものでなくなれば、攻め方が現実のそれより苛烈になることでしょう。
 そして今回、僧侶JOUに「お誂え向き」と言われるまま
リゲイン能力の変異エーテルを担当することに同意してしまったのは、気弱な拳法使いAO君。
 はてさてどうなる事でしょう。
 
 そして今回、死にゲーのトライアンドエラー+人数分の“お使いイベント”がある分、もしかしたらボリュームがいつもより嵩んでしまう可能性もあります……。
 守れるか、本一冊分のお約束を。

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