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欧米の作風?(ディサイプルズ~ネタバレ)

 不死者の国にて。
 頭のおかしい死霊術士エジャマーのお使いに付き合った結果、邪神的なものの怒りを買った巻き添えを食らい、主人公アヴィアンナまで一緒に殺されてしまいました。
(翻訳の問題か、仲間も全員死んだような書かれ方をしていたので流石にリセットしようか悩みましたが、アヴィアンナとエジャマー以外の仲間は全員無事でした)
 どうもゲームオーバーと言う訳では無いらしく、霊魂の牢獄のような空間に永久に閉じ込められる刑を食らったようです。
 邪神に殺され魂を囚われる、と言うかなり重大な出来事が、数行のテキストと顔グラ会話で淡々と流されるあたり、日本との差異を感じました。
 直前にやっていたFF等であれば、声優の熱演つきフルムービーで30分は尺を取る事でしょう。
 その昔、エターナルチャンピオンと言うイギリスの小説(魔剣ストームブリンガーで有名なシリーズ)だったか、記憶がやや曖昧なのですが、
 異次元を旅して体感600年の修行をした、と言う事が、これも数行でしれっと説明されていて、スケールの大きさを感じたのを思い出しました。

 話はディサイプルズ~に戻しまして。 
 こちらを巻き込みくさりおったエジャマー曰く「こうなってしまったら、永遠の幽閉に順応する努力をした方が前向きだ」と匙を投げる、八方塞がりな状況でしたが、諦めずに協力し、現世から呼び掛ける仲間の声を頼りに何とか生き返る事が出来ました。
 最初は明らかに、利害関係で組んだに過ぎず、アヴィアンナが死んだらアンデッドとして使役してやろうと言う腹が見え透いていたエジャマーでしたが、この脱出劇を通して彼女の何ら魔術的な裏打ちのない“行動力”で幽閉から脱した様、彼女に敵対すればどのような報いを受けるのかを何となく思い知ったらしく、畏敬の念を見せてくるようになったのが意外でした。
 
 奇妙な経緯ながら、こう言う“仲良く”なり方もあるのだと思いました。
 

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