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FF16、鉄王国クリアまで

 ジルが共に捕虜にされた人々を人質に取られて、戦争で敵兵士を大勢殺していた事について、設定が甘いと言う感想がちらほら見受けられましたが。
「人質を守るために虐殺するの?」と。
 
・若干12歳で敵国に捕らわれる
・捕虜が虐待される惨い光景をすぐに直視させられる
・そんな混乱のさなかに単独で大軍を全滅させるような力に突然覚醒してしまう
・敵国でのドミナントの扱いは動物ですらない、道具そのものである
 
 こんな状況で人質を取られて、まず最初の戦いを断れる筈は無く、虐殺に荷担してしまった悔恨は充分描写されています。
 抑圧された環境で正常な判断力が麻痺して行ったと考えれば寧ろ自然な事かと思われます。
 実際、本人の台詞に「考える事をやめて命令に従い続けてしまった」という旨のものもあり。
 
 FFシリーズは、割と厳しい目で見られがちではあるようですが。

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