現代ファンタジー部門において、わたしの「未来桃太郎」は選ばれませんでした。
それが結果です。残念です。
私は、大賞を狙っていました。
今回の選考において「読者を楽しませるポイント」があるかを重視したそうですが、その「楽しさ」という点において、楽しいお伽話、楽しい昔話ではなかった、という自覚があります。
そこは、納得です。
残念である、と思ったと同時に、充実した何かはあります。
「面白い」と言ってくれた方は確かにいたので、後悔はしていません。
今回は明るいお話というよりも、スリル………といいますか、そちらの方面に挑戦して、それが楽しかった、と思ったし。
はい………。
何より、書きたいお話でした。
正直に言って、かなりつらかったけれど、締め切りには間に合いました。
あの時期、体力的にもかなり追い詰められていた時期だったので、鬼たち同様、私もかなり消耗しました。
ファンタジーでありながら、リアリティもまた、保とうとしました。
次回作は考えているので、またよろしくお願いします。
「未来桃太郎」とはまた、違う何かを、私は探します。