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未来桃太郎について、読み終わった方へ、裏話?

あの作品を最終話まで読んでくださった方は、何人かいらっしゃるはずです。
………読んでくださった方ですか?あなた
そうでないなら展開の公開となるので、戻るボタンをクリックです。
色々と思い入れのある作品で、重要なことも書きたいなと。




まずは読者選考期間の最終日、二月九日にようやく十万字を超えたという点に、お詫び申し上げたい。
締め切りギリギリです。
ただ、長い話にし過ぎること、それを目的にはしなかった。
後悔していません。
早めに完結させる、というのは今回の勇気。

小説以外にもやらなければならないことがあるのが、人間というものですから仕方がないです。
完全に好き勝手に生きられはしません。
来世ではもっとすごい何かに---神様になれればいいのですが。
………などと真面目なことを言っていますが、遊んで気晴らししたりちょっとした旅行をして気晴らししていたりも、していました。
気晴らしをしないとやっていられないようなハードな話を書きました。
休息は大事。
まあ、新幹線でノートを開いていたりもしましたし………書いたし。
ええ。
大変でした。



さて、私という人間はともかく、鬼の物語です。
桃太郎で、三年、四年ほど前から、何か書きたい、書いたらいいかもしれない、と漠然と考えていました。
日本らしい物語を、というのが理由---でしょうか。
自分でもはっきりしませんが。

桃太郎を新しくする、という試みは色々な可能性があり、現実、桃太郎の二次創作は大量に存在する、という記録もありました。
それはここ十年や二十年の話ではなく、公式の文献として、博物館などに存在するそうです。
図書館でそういったものを読む機会もあったのですが、桃太郎は、単なる絵本ではなく、歴史的文献、のようなものなのだなと思い知りました。
また、地方によって微妙にストーリーが異なるという事もこの時に知りました。

参考文献は確かに色々あったのですが、時流話説としてオリジナルなストーリーになりました。
執筆の際には自分のすべてを使い切ったような感覚でいました。
私という未熟者の、すべてを込めました。
あと十年すればもっと立派なものを書けたりするのかもしれませんが、今は、今を全力で。

最初は、大まかに分けて二種類、考えていました。
すなわち、ギャグか、シリアスか。
どちらも新しく、なおかつ読者(まあカクヨム読者のおそらく95パーセントは日本生まれでしょう)にダイレクトに伝わる話になりそうだと、あたりはつけていました。
展開、未来を舞台にするという設定を決め、シリアスなストーリーで行くこととなりました。
ラストの展開も、この頃には決めていました。


ちなみにタイトルを「未来桃太郎」、としたのは投稿する直前であります。
それまでの三年間、「桃太郎サウザンド」というファイル名で物語は温めておりました。
直訳で桃太郎千年---と、そのままなのですが、何か上手いタイトルはないものか、と考えつつも、なぜか思い浮かばず。
かなりシンプルなタイトルになりました。
しかし時間をかけて作ったはずなので、内容に関して、手を抜いていない---と、思っております。


ラストの展開。
面白かった、とコメントしてくださる方もいらっしゃり、感謝をしているのですが、その逆もあり得ます。
ラストの展開。
賛否両論が起こってもおかしくない---と、言う気持ちもありました。
前半の展開を、ともすれば台無しにしかねないのでは?
読者に対する裏切りでは?


しかし、考えた末の、私の結論です。
これが時流話説の書く、桃太郎です。


ジャンルについて。
この作品は現代ファンタジー部門で応募しました。
しかし、これは「SF」ではないか---というレビューもいただきました。
ルール上どうなのか、というのは確かに大きな問題です。
レビュー、困惑の声。

………先に説明しました通り、このお話を作り始めたのは三年以上前。
つまりカクヨムのサイト、そのオープンの一年前よりも前なのですね。
当然、どの部門に応募するかなんて決めていません。

私は、少なからず迷いました。
現代ファンタジー部門の応募要項には、こうあります。
『現代ファンタジー部門では現実に連なる世界で、過去・現代・未来時間軸を舞台としたファンタジー作品』

これに当てはめるならば。
未来桃太郎は
『現実の日本という人間界の、未来の時間軸を舞台としたファンタジー世界』であります。


この物語は、『鬼』という異形の種族が人間界という未来の日本に異世界転移をし、『人間』の持つ科学という未知の力に立ち向かい、魔導兵器という魔力を主体とした武器を駆使して戦う---


現代ファンタジーです。




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