やぁ久しいな、我が読者たち。我が主がGARDEN「ランヴィリズマ」において忙しく行動している為、我が主の脳内にて本屋を営んでいるリリィが挨拶に来た。本来なら、ボクは我が主の事は『我が読者』と呼んでいるのだが、紛らわしいのでここでは『我が主』と呼ばせてもらう。
現在、我が主は非常に忙しい日々を過ごしている。謎の生物であるエルの研究、オモイカネの内部に蓄積した霊子情報羅列ノイズの除去作業、MAZEラボにおける生命科学実験の補助、過去の人類史の調査と研究、旧時代に存在していた『ラーメン』のレシピの研究及び店舗運営、エッグの培養等。さらに時間をみて騎士の育成や探索、演習も行わなければならない。部外者にとっては、何を言っているのかはわからないだろうけれど。兎に角、やらなければならない事が多すぎて、休む暇などない状態だ。その辺りは察してほしい。
そんな忙しい中でも、『軌道修正』の攻撃による、破壊された蔵書の復元にも力を入れてもらっている。復元不可能な部分も多く、今回は新たに作り直したりもしてもらっている。手間をかけさせてしまい、申し訳ないと思っているが、当の本人は、そんな事は気にしていないようだ。
そしてようやく目途が付いてきたので、少しづつ公開する運びとなったわけだ。まだ全ての復元は出来ず、修復が終了し、完成に至るまでには、かなりの時間がかかるであろう。しかしながら我が主は、どうしても完成させたいという、強い意志を持っているようだ。そして1からのスタートという茨の道を選択した。今までの読者からは見捨てられ、新しい読者を獲得する事も期待出来ない。それでも我が道を歩いていく我が主の事を見守っていきたい。まぁ正直に言うと、本屋の売り上げにも貢献してもらいたいものだけれどな。
我が主による1年以上にもわたる実験も最終段階を残すのみと聞く。大方の結果は予想出来るものの、予期せぬ反応もあるのかもしれない。それはボクにもわからないけれど。
そんな我が主の蔵書を再び店頭に並べよう。我が主の言葉を借りれば、『光来復活を目指すようなもの』だとか。よろしくお願いしたいものだ。
以上、我が主に代わって、リリィが挨拶をさせてもらった。また会う日まで、ごきげんよう。
https://kakuyomu.jp/works/16818093075873541399