第4番札所に向かって歩いていた時、たまたま左側を歩いていた運の良さに感激した一瞬でした。まっすぐな道で、交差する道も、脇道も何もない舗装された幹線道路と思っていたのですが、突然古い石の道標が左手にあり、民家の角だったもので危うく見逃してしまいそうな状況でした。左に曲がるように方向を指す指が彫られていました。もし見逃していたら、先にも説明しましたが、どこまでも次の道標があるまで夜になっても歩き続けるのです。誰かいれば「間違っていますよ」と声をかけてくれると思いますが、ほとんど人影はみませんでした。藪の中を歩くのは心細いけど、今のような幹線道路を歩いていると気が緩み、よく見過ごしてしまいそうでした。