『全裸ホームレス勇者少女(呪)を拾う。~彼女が世界を救ってから千年後。歪みきった救世主伝説を粛正するため、自称勇者本人と僕はリアルな勇者映画を作ります。〜』
https://kakuyomu.jp/works/16818023212570970800ある夜、大都会の中にある噴水をお風呂代わり、どころかお風呂にして入浴する謎の女の子と出会った主人公のロジオン。
よく見ると右半身が炎のような紋様に覆われており、唖然とするのも束の間。
「私の顔に見覚えは?」
当然、公園の噴水をお風呂にしちゃうような女の子に知り合いなどいない。寂しそうにした少女を見ていると、突如スマホを取られ抱きつかれて写真を撮られた。
そして何と、これがばら撒かれたらまずいだろうと少女は脅してきたではないか!
当然取り返そうと手を伸ばすが、その手は届かない。防御魔法に阻まれてしまったのだ。しかし、事情も事情故に腰を落ち着けて話せないロジオン。
仕方ないとばかりに少女が放ったのは、空から降り注いだ光線。その正体不明驚天動地の少女は誰かという問いには答えず、逆に訊ねた。
「ゾーフィアを知っていますか?」
ゾーフィア、その名を知らぬ人はいないほどの大英雄。誰も正体を見たことがないと言うゾーフィアは、バストが豊満でビキニアーマーを着こなす凛々しい女性というのが一般的だ。
黒髪の少女はペタンコで、彼女とは正反対。しかし、彼女はドヤ顔で像を指差してこう言った。
「私はこういう者だ」
「世界を救った勇者を、どうか救ってもらえないだろうか」
何かと振り回されがちなロジオンと、己を大罪人だというゾーフィア(自称)の物語が始まる…!
彼女がゾーフィアであることを中々信じられないロジオンと、証明するために奔走…しすぎるゾーフィア(自称)。
そうして2人は、映画を作ることを目標に歩きだす…けれどもその道はどうなっているのか!というお話!
大きな夢を見る青年と、己の内にたくさんの想いを秘めた儚い少女が好きなら是非拝見するべきですっ!
現実と理想、その狭間で揺れ動く人達の物語…ご覧あれ!