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「白河千桜の世界遺産手帳」あとがき

今回の近況ノートは「白河千桜の世界遺産手帳」のあとがきです。
作品はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885136677
スマニューコンに応募した作品です。
応援して下さった皆様、ありがとうございました。
心から感謝申し上げます。


①世界遺産と紺藤

昔から世界遺産が好きです。
世界遺産検定1級も持っています。
「世界遺産が好き」だと言うと、旅行好きと誤解されてきました。
旅行はほとんど行きません。
実際に行ったことのある世界遺産は、京都、奈良、薬師寺、富岡製糸場、高山社跡、忍野八海、国立西洋美術館(登録前)、くらいです。
それなのに、なぜ自分は世界遺産が好きなのか、どこに魅力を感じているのか、自問自答しました。
「世界遺産イコール観光地」というイメージに危機感を覚えたつもりです。
自分なりの答えを作品に書いたつもりです。


②執筆状況はこうだった

物語は突然降ってきます。
仕事のリネン交換の最中に、今回の作品のワンシーンが思い浮かびました。
そのときすでにコンテストは始まっており、期間内に30話書ける見込みはありませんでした。
それでも挑戦しようと思ったのが、2月8日頃。2日に1話のペースで書いていました。
2日に1話のペースでは終わらないと気づいたのが、2月末。
そこから20話ほど、1日1話に無理矢理ペースアップしました。
途中で「パソコン開けたくない病」を発症し、スマートフォンでの執筆に切り替えました。
書き終えたのは、3月29日。ぎりぎり間に合いました。
残念ながら、最初に思いついたシーンを使うことはなかったのですが、50日で7万字書けたのは初めてかもしれません……でも、「千羽鶴、承ります」のときとペースはかわらないのです。まだまだ成長できない紺藤です。

扱う世界遺産を考えるのは苦ではありませんでした。
作中で扱った世界遺産の中で、直前まで全く知らなかったのは「ヴィルンガ国立公園」と「ジャンタル・マンタル」くらいです。
でも、調べ直して自分の言葉で書くのはとても勉強になりました。
世界遺産の登録名は、世界遺産検定のテキストを参考にしています。長音みたいな「ダッシュ」も、普段は全角2個使っていますが、世界遺産の登録名に合わせて半角1個を使いました。


③作品の自己評価

反省点は多々あります。
話やテーマがとっちらかってしまった。
世界遺産に偏りがあった。
有名な世界遺産をあまり扱えなかった。
「世界遺産検定」という名詞を出して良かったのか。
小説としてクオリティの低い作品になってしまった。
ヒロインが可愛くない。
ぶっちゃけ、蔵波と八城は要らなかった。
登場人物を深く掘り下げることができなかった。

もしも「この作品に5段階評価をつけなさい」と言われたら、「マイナス評価をつけてもいいですか?」と訊くでしょう。
いつも自分の作品には自信がありません。自分の作品は嫌いです。
でも、読者様に作品を愛して頂けるのなら、作品の存在価値があるということです。


④キャラクターの命名

登場人物の名前は、普段はキャラクターのイメージから考えていますが、今回は世界遺産の名称や世界遺産に関わるものから考えました。

白河→白川郷

横田→富岡製糸場の工女だった「和田英」の旧姓から

和田→和田英から

神田→ドイツの世界遺産「バウハウス」に関わったワシリー・カンデンスキーから

蔵波→グラバー邸

八城→イタリアの世界遺産「カステル・デル・モンテ」(八角形の城)から

高野→高野山

須磨→タスマニア原生地帯

田沢、花村、鹿木、は既存のキャラクターの苗字なので、そのまま使いました。


⑤脳内キャスティング
すでに恒例。
あくまで紺藤個人の脳内キャスティングです。
では、参りますぞ。

白河千桜:新川優愛

横田英一:成田凌

白河千尋:多部未華子

神田好基:福士誠治

和田藍奈:小芝風花

蔵波祥子:梶原ひかり

八城 周:窪田正孝

鹿木珱子:比嘉愛未

横田利一:高橋一生

高野美貴:吉田 羊

須磨:小日向文世

他にイメージがありましたら、ぜひ教えて下さい。
また、この脳内キャスティングが目に余るものでしたら、遠慮なくお知らせ下さい。その場合は削除を検討します。

最後に。
いつもありがとうございます。
皆様のおかげで作品ができています。
本当にありがとうございます。

10件のコメント

  •  完結おつかれさまでした。

     まずは、キャストから。

     おねえお姉ちゃん、外した(笑)! 石原さとみだと思った。口調から。が、「わき役に石原さとみ使うか?」から「もしかしてお姉ちゃんが主役の長編が……」と脳内で妄想爆発させてました。これも紺藤作品の楽しみのひとつですね。

     キャストについて語ると長くなるので、簡潔に。

     神田さんは、馬場徹で最後まで読んじゃいました。
     タスマニアデビルの小日向さんは、さすが秀逸。ぞくっと来ました。
     千桜さんの新川優愛は、最初わからなくて、調べたら「ピンクバスター」? で、あとで「グラメ」の記者さんか、と。
     で、紺藤さんが気づいていたかどうかは、不明ですが、連載開始に時期を合わせたかのように、新川さん、雑誌で水着グラビアを連発してまして、「千桜さん……」とドキドキしてました。

     ちょっと長くなりますが、内容についてです。

     小説に自信がないとのことですが、読者として、それほど酷いとは思えませんでした。

     まず、今回のコンテストのレギュレーションが、なかなか難易度が高いこと。

     二千文字程度で三十話。エンタメと学習を、とのことですが、まず、長さが難しい。ぼくも参加しましたが、途中で長さが合わずに、焦りました。

     「白川千桜の世界遺産手帳」は、小説部と世界遺産解説部がドッキングした形式を取っているので、この二つをセットで読んだバランスとして、小説部はあれくらい、もしくはもっと軽くても良かったくらいではないかと思います。あまり小説部の話が強すぎては、そのあとに続く世界遺産の解説が、取って付けたようになると思います。

     それこそ、他愛のない、「ギター侍」や「河童を釣りに行く」程度の話の方が、しっくりくるのではないでしょうか?

     少なくとも、「なんだかよく分からないけど、浮かれたように盛り上がっている世界遺産という物」について、ぼくは少し目を開かれ、考えさせられました。


     コミックの「エースをねらえ」という作品、ご存知でしょうか? アニメでもなく、ドラマでもなく、原作コミックです。

     その中で、すごく好きなセリフがあります。

     自分のつらく悲しい過去を、岡ひろみに語った宗方コーチが、ふっと笑ってこう言うんです。

    「……という話を、お前にできて良かった」


     今回のコンテストは、参加者にとってはなかなか難易度が高いと思います。レギュレーションに則り、出来のいい小説を書くのは至難の業ではないでしょうか?

     だから、重要なのは、「……という話を、あなたにできて良かった」なのではないか、と勝手に思っています。

     機会があれば、また次のコンテストでお会いいたしましょう。
  • 紺藤 香純さま

    まずは、お礼が遅くなってしまい、すみません💦
    スマートニュースコンの執筆もお忙しかったでしょうに、拙作を応援していただき、しかもレビューまで! ありがとうございました!

    こういうことを読み手に感じてもらいたかった、と思っていたことをレビューで書かれていて、ホントに嬉しかったです!
    登場人物たちのエピソードにも注目していただいていたのも嬉しいです!
    一日の終わりにリラックスタイムとしてお勧めしていただき、舞い上がってました!✨\(≧▽≦)/💫
    本当にありがとうございました!✨
    ♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪


    御作品「白河千桜の世界遺産手帳」は、まだ途中までしか読めていないのに★を、しかも、うっかり〆切り過ぎていたという失態!Σ(゚д゚lll)
    読者選考ではないとはいえ、応援したかったのにお役に立てず、本当に申し訳ない思いです。

    世界遺産の写真を見るのは好きだったので、それと照らし合わせて、今後も「白河千桜の世界遺産手帳」はゆっくり拝読していきたいと思います。
    登場人物のキャストも良いですね!(*゚▽゚*)
    知らない俳優さんは画像を探して、ドラマを見ているつもりでも読めて、楽しめそうです!

    執筆お疲れ様でした!m(_ _)m
    また改めて御作品にお邪魔しますね(*^_^*)
  • 紺藤 香純さま

    こんばんは。桜井です。
    このたびは拙作にステキなレビューをいただきありがとうございます。
    気を遣わせて急いで読んでくださいましたか?
    今日はたくさんのお時間を頂戴しました。
    古典にお詳しい紺藤さまに最後までお付き合いいただけて嬉しいです。

    現在三十四帖以降を超訳しています。
    後半を書き終えたら、またツアーを開催したいな、と目論んでおります。

    紺藤さまの『白河千桜の世界遺産手帳』とても楽しませていただきました。
    英一くんが成田凌くん!なのですね。
    須磨さんが小日向さんというのはナルホド納得ですね。
    利一さんは思ったより若かったです。しかも一生さまとは!!
    もう一度このキャストを思い浮かべながら読んでみたいです。

    御礼に伺ったのに御作品のあとがきで楽しませていただきました。

    今日は本当にありがとうございました😊
  • 大竹斬太さん

    コメントをありがとうございました。
    反応が遅くなってしまって申し訳ありません。
    実は、イニシャル“S.I”がわからなかったのです(つд`)。ごめんなさい。
    イニシャルだけ見たときに「ひよっ子」に出演されていた伊藤沙莉さん(漢字が間違っていたらごめんなさい)かな、と思ってしまいましたが、石原さとみさんも同じイニシャルでしたね。あまり石原さとみは詳しくないのです。ごめんなさい。

    馬場徹さんは、「99.9」に出演されていた俳優さんですか?
    ちょいちょい木村文乃さんに絡んでくる人……

    小日向文世さんが静かに怒ると恐そうななのです。

    新川さんがグラビアに出ていたのは知らなかったです。
    今期のドラマで主演されているみたいですね。

    小説の内容について。
    ご指摘をありがとうございました。
    重いエピソードにしてしまうのは私の悪い癖です。
    自分の読みたい物語を書くのではなく、読者様に配慮した物語を書くべきだと改めて実感しました。
    色々とありがとうございました。
    またコンテストに参加するとき、お会いしましょう。
  • かがみ透さん
    ノートにお越し下さり、ありがとうございます。
    お手すきのときにでも読んで頂けると嬉しいです。
    脳内キャスティングは、完全に趣味です。
    たいてい、頭の中で俳優さんを想像しながら書いています。
  • 桜井今日子さん
    ノートに来て下さり、ありがとうございます。
    また桜井さんの作品も読ませて頂きますね📖

    脳内キャスティングは、完全に趣味です(^^;)
    でも、見てくださってありがたいです。
  • 紺藤さん、こんばんはヾ(・∀・*川
    このたびは、かをりさんのエッセイ(もどき)にお付き合いいただきありがとうございます(*╹◡╹*)アリガト また、評価までいただきお礼の言葉もありません。

    過去の作品の掘り返しということで賛否両論ありますが、個人的にはとても楽しいときを過ごすことができました。自己満足企画にお付き合いいただいたこと、心より感謝いたします❤

    まずはおRAY……いえ、お礼まで(こればっか)
  • 紺藤 香純さま

    こんばんは。黒い猫です。

    返事が大変遅くなってしまい本当に申し訳ございませんでした。
    今回拙作『お菓子な話』に★をくださいまして本当にありがとうございました。

    この作品は、かなりギリギリまで手直しをした作品です。
    実は私もこの作品で『スマニューコン』に応募したのですが、紺藤さまの作品を読み、自分の作品の不出来さに泣きそうになりました。

    今回は本当にありがとうございました。
    そして、執筆ご苦労様でした。
  • RAYさん、コメントをありがとうございました。
    RAYさんらしさ満載の作品でした。
    今度は自己満足と卑屈にならずに、堂々と公開される作品を楽しみにしています。
    執筆おつかれさまでした。
  • 黒い猫様
    コメントをありがとうございました。
    返事が遅くなってしまって申し訳ありません。
    コンテストおつかれさまでした。
    御作を読んでいたら、Eテレの「グレーテルのかまど」という番組が懐かしくなりました。
    読者に興味を抱かせるのも作者の力量だと思います。
    多分私は、製菓をテーマにした作品を書くことができません。
    御作と拙作では、扱う内容が違います。
    黒い猫様の作品は決して不出来ではないと思います。
    思うところはあるかと存じますが、今後の糧にできる日が来ることを信じています。
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