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“テレゴニー遺伝”について

 “蜜月の時”と言うお話で少しだけ語られている“テレゴニー遺伝”は別に私が独自に創作したモノではなくて、中世ヨーロッパや近代日本に於いて一部の神学者や科学者達から実際に信奉されていた考え方(思想)です。

 それによると“女性の子宮は最初に好きになって結ばれた男性の精子のエネルギーの色に染まる”そうでして、その人とゴールインした場合は勿論、仮に破局して別の男性と結婚しても、ずっと一番最初の男性の精子のエネルギーを一生涯子宮に留め続けるのだそうです。

 で、二人の間に子供が出来たとして、その子は“遺伝子的”には確かに夫婦の子なのですが、性格や気質、趣味嗜好等の“目に見えない部分”は最初に結ばれた男性の影響を強く受けるのだそうです。

 これが本当か迷信かを確かめる為に、今から20年程前にイギリスの大学が(何処だったかは忘れました、大変申し訳御座いません)、そして2年程前に今度はオーストラリアのシドニー大学が“ハエ”を使って調査・研究を行ったそうです。

 捕まえて来たハエのメスを同種のオス(複数)と何度か交尾をさせてみた所、メスの生んだ全ての子供は一番最初に交尾をしたオスの特徴を備えていたそうです。

 勿論、“ハエ”と“人間”では違いがあり過ぎますし、またこれだけで“テレゴニー遺伝”が実在する、とは言えませんが少なくとも“迷信だとバカにする事は出来なくなった”との結論に達したそうです。

 皆様方はどう思われますか?

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