私は今まで、紙や電子の書籍を買って読むことが多く、webはそれほど読んできませんでした。
そして、去年から創作活動を始めるまで、読者側の見方しか知りませんでした。
例えば、「物語が面白いと思っていても、星やランキングの仕組みをよく知らない私は、読み続けることが応援になると思っていた」ということです。
もちろん読み手さんを批判するものではありません。
友人にも、色々と読んではいるものの、アカウント自体は持っていない人がけっこう居ます。
つまり、陰ながら応援はしてくれているのです。
ただ、それが誰なのか。
そもそも存在しているのか、作者には伝わっていなかったりするだけで。
webで書かれる人の中には、書籍化を望んでいる人も多いことでしょう。
しかし、その書籍化には評価やランキングがとても大きく関わってきます。
「とにかく読め。ほとんどのweb作家は、限られたランキングに載ることは出来ない。だからこそ、君が沢山の人を見つければ、その中の一部くらいは君のことを見つけてくれるだろう」
友人に言われた言葉です。
なので週末は、とにかく隙間時間を全て使って読みに行きました。
読んで欲しい気持ちを前面に出している人は、文字が叫んでいたりもします。
そうして読んでみた中に、面白いと思える物語が数多くありました。
待ってるだけでは動かない。
けれど、自分から動いてみたら、訪れてくれる人も思った以上にいました。
コミュニケーションに例えるなら、どちらもボールを待っていては始まらないということです。
相手には得るものがある。
しかし自分は何も失わない。
むしろ、マーケティングという意味ではどちらにも利があると言えるでしょう。
それなら、時間の許す限り応援し続けよう。
そして、その結果を検証結果として記録し、今後のマーケティングにも役立ててみよう。
そんな考えで、数日ほど読みに伺っていました。
今後は執筆や積み本の読書、他の趣味にも時間を割くため、この週末ほど沢山のweb小説を読むことは難しいと思います。
けれど、ボールを投げることは、今後も続けていくつもりです。
それが返ってこようと、返ってこまいと。
意味があることだと分かりましたから。
最後に
友人のプロ作家の中に、「面白かったのですが、どうして打ち切りになったのですか？」と聞かれた人がいました。
書籍として売り出された本は、一巻が売れなければほぼ打ち切られます。
それが、プロの作家たちが足を踏み入れ、身を置く世界です。
だからこそ、もしその物語を好ましく思ったのなら、どうか一巻から応援してあげてください。
そしてwebも同様に。
ランキングや評価で、書籍化への道がかなり変わる世界です。
私も今回ランキングに入ったことで、いつもはうんともすんとも言わないブクマに、何人もの読み手さんがいらしてくれました。
だからどうか、読み手の方も、どちらでもある方も、良いと思った作品には評価してあげてください。
これは書き手としての言葉ですが、作家は書くとき以外はかなり単純で、そのほとんどが一つ一つの評価に心から喜べる人たちです。
時間の許す限りで大丈夫です。
アカウントがまだの方は、好きな作家のためにどうか作ってあげてください。
そして、良いと思えた作品には、気軽に評価してあげてください。
読者の存在ひとつで、更新頻度がガラリと変わる人もいます。
きっと損はしません。
ぜひ、あなたの推す物語を、世に出す一助になってあげてください。
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。