順風満帆な人生を送ってきた主人公・田辺滉一は、就職浪人をきっかけにその歯車が狂ってしまう。 自己肯定をすることができなくなってしまった彼の選んだ道は……。

毎週本屋を訪れている佐藤は、本屋の店員の幸子に好意を寄せていた。勇気を振り絞って自身の連絡先を書いた紙を渡す。果たして、幸子からの連絡はあるのだろうか。

みゆきはぬいぐるみのフランソワと会話をすることができる。フランソワとのおしゃべりの時間が、みゆきにとって一番の癒しの時間だった。なぜなら、学校には友達が居なかったからだ。

一人暮らしの五月は、仕事から帰ってくると家のことを全部自分でしなければならない。しかしふと、ぐちゃぐちゃに丸めて全部捨ててしまいたいと思う瞬間があったのだった。

眠らない街を散歩するのを趣味にしている主人公は、そこであるお姉さんと出会う。毎週金曜日の夜にそのお姉さんと取り留めのない会話をするのが楽しみだった。しかし「今日で最後だ」と告げら…

ラッキーナンバーがあるなら、アンラッキーナンバーもあるはずですよね。田中のアンラッキーナンバーは「７」番です。

柏木孝人《かしわぎたかと》十六歳。抱いた女は数知れず。 どんな女も落としてきたのに、河原美鈴だけは手に入らない。 ※『この恋を禁忌と呼ぶのなら』登場人物・柏木孝人が主人公です。