ヤンデレな後輩社員に懐かれてしまった件
https://kakuyomu.jp/works/16816452219585885630無事に完結を迎えました。応援ありがとうございました。
2021年の4月に連載を開始し、5月で一時停止し、2022年の2月からとぎれとぎれに連載を続けておりましたが、なんとか完結まで持っていけました……。
この小説は私の趣味全開で書いててとても楽しかったです。
イケメン女子とヤンデレ男子のラブコメ、私の大好物が詰まっています。
ヤンデレ男子の小説は何本か書いていますが、だいたい途中でヤンデレを解消してハッピーエンド、が多かったんですが、ふと気になったのです。
「ヤンデレ男子がヤンデレのままハッピーエンドに持っていけないだろうか……」と。
世に出ている他の作品でも、ヤンデレは「治療すべきもの、治療できなければバッドエンドに一直線」という方向性が多いように思います。それは間違ってはいないと思います。ヤンデレというくらいだから病気みたいなものですし、治療できるならするに越したことはないでしょう。
しかし、ヤンデレは病んでいるからこそ魅力があるように私は思っています。
『美女と野獣』で野獣が王子の姿に戻ったらなんか物足りない……と感じる人が多いように、欠点があるほうがより輝いて見えるような。どうかな。わかんない。
まあとにかくそんな感じで、ヤンデレがヤンデレを保ったままハッピーエンドまで持っていこうという実験的な作品でありました。
まず、ヤンデレがハッピーエンドを迎えるには、監禁や殺人、傷害などは避けるべきだと思いました。ヤンデレが監禁する気を起こさないようにするために、ヒロインには物理的にヤンデレより強く、恋愛ごとに異常に鈍感になってもらいました。
そしてヒロインをイケメン女子にすることで、ヤンデレにペースを握られない、握られてもすぐにリードを取り戻すという『俺の考えた最強のヒロイン』に仕上げました。いや、イケメン女子はただの作者の趣味です。
そうして出来上がったイケメン女子×ヤンデレ男子、いかがでしたか。私は楽しかったです。
今後の課題は、この最高の設定でもっと長く物語を続けられたらいいな、といった感じです。
どうも文章を書くと要点だけで短くまとまってしまうので文字数も話数も稼げないのが目下の悩みです。また10万文字くらい書けるように訓練せねば。
それでは今回はこのへんで。
またお会いしましょう。