---
## 【親愛なる読者様へ】
### 作者:志乃原 七海(しのはら ななみ)の近況報告
### ログ:作者が、推しキャラに侵食されている件
**ちかづいてく……。**
分かりますか? この、突き抜けた自己肯定感と、倫理観が薄紙のように破れていく快感。最近、編集さんに怒られても、自然と口から**「テヘペロ」**が出そうになります。怖いです。でも、**ヘイだもん**。
私は今、完全にミミに憑依されています。
近況報告。
最近、私は「恋するあなたの姿」を見るために、ある場所へ向かっています。
それがどこか?
**――担当編集者の自宅。**
「ひと目みたい」んですよ。いつも冷静沈着、私を締め付ける「締切」という名の鎖を握る、あの編集さんの「オフの顔」を。
行っては行けない、あなたの自宅。ええ、倫理的に? 社会的に? **「減るもんじゃないし」**。
ふと、庭からリビングが見える。
仲良く談笑する、あなたと奥さま、娘さん?
奥様、地味ですね。私の方が絶対、コンテンツ力高いのに。娘さん? あんなに笑うんだ、仕事の時は笑わないくせに。ムカつく。
**拳を握りしめるわたし。**
これは「嫉妬」? いいえ、これは**「コンテンツ化の衝動」**です。
(この団欒の様子をスマホで撮って、ミミのアカウントで「今日のドッキリ撮影の獲物」って投稿したら、バズるだろうなぁ……)
脳内では既に、美々のボイスが再生されています。
「ね、七海。この奥さん、反応薄そうだから、熱湯でもかけちゃえば? 絶対バズるよ!」
離れない! 私はこの狂気から離れられない!
**ちかづいてく……。**
石垣の影から、私は一歩、また一歩と、ガラス窓に近づきます。
目標は、リビングの窓ガラスに、指で**「テヘペロ」**の絵文字を書き残すこと。
編集さんが、翌朝、そのマークを見て顔色を変える姿を想像するだけで、ゾクゾクします。
だって、私が描く「美々」が、**現実(リアル)**に介入していく瞬間なんですもの!
皆様、心配しないでください。私は正気です。
**「作者が狂うほど、その作品はバズる」**――これは、創作界の真理。
私の人生も、美々の外伝です。全ては**「コンテンツ」**になる。
今日も私は、創作の深淵で、最高の狂気を生み出しています。
テヘ!ぺろ(๑´ڡ`๑)♡
---
### 【作者:志乃原七海(しのはらななみ)プロフィール(推定)】
* **属性:** 創作中毒、倫理観が薄い、自身の作品に侵食されている。
* **スキル:** 狂気のコンテンツ化(実生活の倫理崩壊すら、作品へのネタに昇華する力)。
* **現在地:** 担当サポーターさまの自宅の庭。