運命の子/あるいは大罪人の弟子

　凡人。俗人。劣等生。及第点の申し子。運命も呆れる落ちこぼれ。帝国中の天才秀才が集まる王立第一魔術学校の末席で、能無しとしての名声をほしいままにしていたノエル・フォーチュン。卒業まで続くかと思われた彼の底辺生活は、しかし、一本の首飾りとの出会いによって急変する。
『はじめまして、ノエル。幸運なるもの、運命の子よ』
　果たして、首飾りに眠っていた古の大魔術師は、青年に何をもたらすのか。

　そして、彼の運命は何処に至るのか――。


【更新履歴】
　2023/02/04　投下開始

※本作品は『小説家になろう』様にて投稿している同名作品の修正版になります。