概要
私だけが、取り残されているような気がして。
夢を諦めたままアラサーになった唯子は、無気力にバイトをこなすだけの日々。
そんな折、近所の団地が取り壊される話を聞いて、ある男の子を思い出す。
二号棟に住んでいた小島くんは、今頃どうしているだろう?
※感染症の流行のない世界、日本国内の架空の地域が舞台となっています。
***
【公開時近況ノート】
https://kakuyomu.jp/users/mizukishiho/news/1177354055449513714
そんな折、近所の団地が取り壊される話を聞いて、ある男の子を思い出す。
二号棟に住んでいた小島くんは、今頃どうしているだろう?
※感染症の流行のない世界、日本国内の架空の地域が舞台となっています。
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【公開時近況ノート】
https://kakuyomu.jp/users/mizukishiho/news/1177354055449513714
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!読むべし。後悔させない。
ノー・サレンダー。降伏という選択肢はない。
写真家になる夢破れ、バイトで過ごす主人公の彼女。
ある日。幼馴染みの夢をみる。
いつも憎まれ口をたたいて、子供っぽく張り合っていた男友達だ。
彼は彼女を置いて電車に乗って行ってしまった。
ノー・サレンダーだからと言い残して。
社会から取り残されたような寂しさ。好きなことを仕事に出来なかった悔しさ。
そんな日常のなか、同窓会帰りの幼馴染みと再会する。
ノー・サレンダーだと、彼はまた言った。
写真撮って送れよ。彼の言葉に彼女は取り壊しの決まった近所の団地に向かう。
次第に朝日に染まる無機質だが馴染みの場所。
子供時代の思い出がたくさん詰まった場…続きを読む