概要
それがわからなかったわたしは、やっぱり子供だったのかもしれない。
辺境伯の孫娘エルーナは、母フィアナに何か隠し事があるらしいと考えていた。そこで家族が外出している間、こっそりフィアナの部屋に入り、本棚の日記を読みあさってしまう。
父ナリクに厳しく𠮟られ、自分の行為の重大性に気付いて落ち込むエルーナのところへ、幼馴染のアルヴァーンが訪ねてきた。
※「KAC2024 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024~」参加作品です。
お題:「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」
※連作短編の一話目です。「リトルウィッチ・ランナウェイ!」というシリーズ名タグを設定しておりますので、別の話が気になる方は覗いてみて下さい。
次話「春が来たなら、わたしたちは」
父ナリクに厳しく𠮟られ、自分の行為の重大性に気付いて落ち込むエルーナのところへ、幼馴染のアルヴァーンが訪ねてきた。
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お題:「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」
※連作短編の一話目です。「リトルウィッチ・ランナウェイ!」というシリーズ名タグを設定しておりますので、別の話が気になる方は覗いてみて下さい。
次話「春が来たなら、わたしたちは」
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!不安と不満のまま、暴いてしまった子どもの自分。
人には、知らせたくないことがある。
大人になったなら、なおさら。
それは自分のためじゃなくて、自分より弱いもののためだったり。
だけど、そんなことは知らないエルーナは、自分の中で知っている限りの可能性に不安になり、また教えてくれない両親に不満を抱えていました。そこで暴いてしまった、母と自分を繋ぐ秘密…
自分のしでかしてしまったことに落ち込んだエルーナは、幼なじみのアルヴァに打ち明けます。
視界が狭いうちは、きっと誰もがやらかしている。
その中で、反省し、謝罪し、成長していく。
そうしていくうちに、気づかなかった想いにも気づくかも?
これはちょっぴり苦くて、甘いお話。