静謐な筆致で描かれるフェティシズム

(1-05 エヴァンジェリン(2)まで読了)

まず最初に断っておくと、本作を読んで「あっ、なんかエロい」とか「道を踏み外しちゃうかも」とか「なんかに目覚めそう」みたいなことをあなたが考えた場合、それは作者が変態なのではなくてあなたが変態なのである、ということを先にお伝えしたいと思います。

冒頭から淡々と、それでいて情感豊かな文体で描かれるアンビエントな世界観に引き込まれました。
現状は館の中の描写のみにとどまっていますが、今後の展開で広がっていく作者の思い描く世界がどのように広がっていくのか、興味がつきません。


余談ですが、筆者のレビュー(拙作もレビューしていただきました。ありがとうございます)のノリと本作との乖離が著しく、レビューを辿って来た方は「これ同じ人が書いてんのか」という驚愕を覚えることうけあいです。

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