大魔王の憂鬱

＊担当者の憂鬱シリーズ　ある日、佐藤俊夫は記憶喪失状態で道に倒れていた。それを救ったのは旅館の女将である霧原静子で、彼はそのままその旅館で働くことになる。彼の素性を怪しむ同僚達を実力で納得させた彼は、ある日、旅館を巡る陰謀に巻き込まれて大怪我を負う。翌日の朝、病院で目を覚ました彼は自分の素性を知った。「これはまずい」　彼の憂鬱が始まる――というあらすじで、どうしてカテゴリが「ファンタジー」なのかは読めば分かる。と言うより、読まないと分からない。本作品で「担当者の憂鬱」シリーズは最後になる予定だ。そこで、ありがちな設定を大量に放り込んだので、ご自身で確認して頂きたい。どうだ、まいったか。