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webコン参加作品を勝手に応援!⑤

こんばんは(*^_^*)
気づけば小正月も終わり、webコンの読者選考期間も残り10日となりました。
まだレビューを書けていない応援作品もいくつかあるので、少しでも早めに応援できるよう、完結前や最新話に追いついていない場合でもレビューを書かせていただくことがあるかもしれません💦
完結前にレビューを書かせていただいた作品も、ゆっくりペースになるかもしれませんが最後まで応援させていただくつもりでおりますので、連載中の皆様はお体くれぐれもお気をつけて執筆頑張ってくださいね!

さて、第五弾となりました勝手に応援企画。
レビューを書かせていただいたwebコン参加作品を作者様にほぼ無断でこちらに掲載させていただきます♬

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【恋愛】※完結済み(続編の予定あり)
『Strawberry&Cigarette』
aoiaoi 様
“ハイスペックな美青年ふたりの、心の奥深く潜めた秘密。”
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883582542

(レビュー)
「性別を越えて、その人を恋し愛するということ。」

小学校からの幼馴染みのハイスペックイケメン二人。
気心が知れた者同士、いつものカクテルバーで静かに穏やかに過ごすのは、何ものにも変え難い、そして他の誰かとでは得難い、かけがえのないひとときだ。

そう。
自分の隣にいるのは、彼でなければならないのだ──

自分の内に積もるそんな思いに気づいた彼らが愛の形に悩み、お互いのスタンスの違いに悩み、未来に悩みながら心を通わせていく物語。
性別を越えて恋愛するということの深さと難しさを、作者様はその豊かで繊細な感性で描こうとされておられるのが伝わってきます。

自分の感情に正直で、ストレートで、直感的に行動ができるスポーツマンタイプの吉野。
一方、冷静沈着で物腰柔らか。けれども自分の心の内にはなかなか人を踏み込ませないインテリタイプの岡崎。
正反対な二人が時にぶつかり、すれ違い、それでもお互いを思いやり求めていく姿に、読者はじれじれしたり、ほっこりしたり、キャッと照れたりとすっかり魅了されてしまいます。
吉野の元カノ・リナの登場で彼らの感情はさらに掻き回されますが、その三人のやり取りも回を追うごとに味わい深いものになっていきます。

BLという言葉で簡単に片付けられない 、“人を愛するということ” をテーマにした珠玉の恋愛小説です。

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【異世界ファンタジー】※完結済み
『四百年間童貞を守って魔王になったけど、女性との付き合い方がわからない件』
結城藍人 様
“世界征服よりも婚活の方が難しいではないか!(by魔王)”
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882476271

(レビュー)
「真の強さを手に入れた魔王。次は真の愛を手に入れられるのか!?」

魔王が可愛すぎて読む手が止まらなくなりました!

しがない下級貴族の三男坊であった主人公が、四百年間禁欲しながら地道に魔法の研究と鍛錬を重ね、他の追随を許さない強大な力を手に入れて魔王となった。
数万の軍勢を一人も殺すことなく一瞬で無力化させるほどの強さを持った魔王ですが、真の強さを手に入れた彼にとっては虚栄も虚飾も必要のないもの。世界征服を第一の目標とするものの、魔法によってすべてをまかなえる彼にとっては富も権力も必要がないため、人民のために強大な魔力を使うことにします。

そんな謙虚で善良すぎる(本人は善良な自覚はないらしいけれど)魔王の元に、ある日異世界から召喚された勇者が現れた!
魔王に匹敵する強大な魔法を操るその勇者とは、ラノベ大好きな女子高生スズナ。ラノベのような世界に興味津々の彼女は、善良な魔王のために自分の世界の先進的な事例を紹介するアドバイザー的な立場となり、二つの世界を頻繁に行き来するようになります。
スズナの協力もあって順調に世界征服を達成した魔王は、二つ目の目標である「きれいなお嫁さんをもらう」の達成に向けて動き出します。
そこでも様々なアドバイスで魔王をサポートするスズナですが、恋愛経験ゼロで純朴すぎる魔王の婚活はなかなか上手くいかず……。

不器用で実直な魔王の人柄は各エピソードタイトルからも見て取れるのですが、とにかく好感がもてて応援したくなります。
特に、自分の恋心に気づいてから、なんとかしてそれを伝えようと不器用なりに頑張る魔王が可愛らしくてたまりません(*´▽`*)

女性にもおすすめのライトでピュアで楽しい作品です。

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【SF】※完結済み
『遥から彼方まで 〜またママに会いたかったけど、迫られるのは予想外〜』
遠藤孝祐 様
“過去にタイムスリップしたら、ママとラブコメって帰れなくなるのは予想外 ”
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884415915

(レビュー)
「世界の終わりと繰り返す過去、そして希望を繋げる未来の物語」

幼い頃に自分の前からいなくなった親に会いたい──

その思いがすべての出来事のきっかけとなり、遥か彼方の未来に幸せな変化をもたらしていくSF(すこしふしぎ)な物語です。

クリスマスイブに、気になる女の子とデートをしていた遥は、地震によって引き起こされたとある事故に巻き込まれます。あわや大惨事となる寸前に遥を助けたのは、幼馴染のカナタ。
けれども、カナタが遥を助けた方法とは、時空移動装置を使って過去に飛ぶという超荒業でした。

飛ばされた先は1999年12月21日。二人は後に遥の両親となる高校生のリムと暁に出会いますが、リムは何故か遥にべったりと迫ってくるという、往年の名作SF映画のようなドタバタ展開に!
ただ、より深刻だったのは、遥かとカナタが未来に戻ろうとしても、必ず1999年の12月21日に戻ってしまうということ。
クリスマスイブの夜までの四日間を延々と繰り返すタイムリープに、世界の終わりの行き止まりへと閉じ込められたかのような焦燥感を抱く二人の心境に徐々に変化が現れてきます。

自分なんていついなくなってもいい。
そんな諦念を心のどこかに持ち続け、優しいけれど無気力だった遥ですが、繰り返す四日間で出会った人達やカナタとのやりとりの中で、未来へと歩んでいきたいと思う気持ちが生まれてきます。

その思いによって、過去の小さな選択から枝分かれしていく無数の未来の中に新しい未来が生まれるはず。
けれども行き止まりでもがく遥は、大好きな母親と過去の世界でたゆたうのも悪くないと思い始めて……

遥を過去に留めようとするリムと、新しい未来へ導こうとするカナタ。
揺れる遥の思いは、繰り返される世界の中でどちらへ傾いていくのか。

親の愛、子の愛、異性への愛、郷土愛。
様々な形の愛に刺激を受けて変わっていく遥の成長とハルカナコンビの未来を、あなたも「観測者」の視点で見届けてあげてください(^^)

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【異世界ファンタジー】※連載中
『白の遣い手 ~ 一名の天貴人と、七人の中等生達の長い一年 ~』
八住 とき様
“異世界の住民だが、《人界》で青春を味わっても善いかな? ”
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882371403

(レビュー)
「端麗な文章で青春コメディと壮大なファンタジーを融合させた渾身の力作!」

この物語の奥深い個性は、この作者様にしか表現することのできない素晴らしいものだと思います。

天貴人と呼ばれる存在を中心に語られる物語は端麗で格調高い表現によって綴られ、登場人物の立ち居振る舞いは優美で艶やかな彩りにあふれ、読み手を美しく壮大なファンタジーの世界へと引き込みます。
けれども、そのファンタジーの世界で読者が最初に着地するのは、なんとも親近感のわく蒼海学園中等部の庭球場。そこに集う新入生八人が純粋に青春を謳歌する爽やかなスポ魂ストーリーに誘われます。

その八人の中で圧倒的な存在感を放つのが本編の主人公・丹布士紅。
それぞれが名家の出身でありながら中学生らしい純朴さをもった仲間の中で、士紅は凄絶すぎる美貌と異質な雰囲気を纏っているのですが、その背景は謎に包まれたまま。部活動の様子と並行して、士紅に関わる人々や垣間見える交友関係などが徐々に明らかにされていきます。

話の流れから、士紅が天貴人であろうことは序盤から推察されるのですが、なぜ天貴人が人界に紛れ込み、人として生活しているのか。天貴人達の存在意義とは何か。人界では今何が起ころうとしているのか。
読み手は士紅という一人の天貴人を通じて、この物語に広がる壮大な世界の危機を感じ取ることになるのです。

作者様の作り込む世界観は圧倒的なスケールかつ細部にわたる緻密な設定で成り立っており、その一端を幕間の楽しいトークで披露してもらえるのも楽しみの一つ。
第二幕では、士紅の背景がかなり明確な輪郭を持って現れるようになってきましたし、幕の最終エピソードでは衝撃の事実が! さらには情趣ある彼らの名前の響きもようやくこの幕の後半で明らかになります。
この壮大なファンタジーに足を踏み入れたからにはここまでは必読ですね!
もっとも、ここまで読んでしまったらもう続きが気になって連載を追うことになるかと思います(^^)

読み応えのあるファンタジーです。皆さまの読書の時間にぜひじっくり楽しんでいただけたらいいなぁと思います。




以上四作です(*´▽`*)

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ふう……。この一月は自分としてはかなりヨムヨムを頑張ってます💦
webコンの読者選考が終わったら、読むペースが落ちるかもしれません……。
『うんりょー』の改稿もなんとかビーンズ大賞の締め切りに間に合わせたいし(^-^;
というわけで、作品にお邪魔するペースがさらに遅めになってしまうかもしれませんが、お心広くお待ちいただけたらありがたいです(*´▽`*)✨
というわけで、私の作品へのご訪問もどうかお気遣いなく、皆様のお気が向いたときにいらしていただければありがたいなと思います♬

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