「終戦 夏」を含む小説

戦争も末期に突入したある日、港から大海へと舵を切る大きな船を見つめる女性がいた...

どこかの異世界、 父を航空事故で失ったあるパイロットがある雷の日に無茶な飛行を強いられ、雷雲の中で位置を見失ってしまう。その時、かつての父の乗っていたのと同じ機体が助けに現れて・…

暑い夏がやってきましたね。 今回夏の詩集は全体的に少しはっちゃけたもの、元気が良いものが多めとなっております。だって夏ですし。 もちろんそれだけでなくしっとりした詩、終戦の日…

戦争をテーマにした俳句です。 戦争は夏だけのものではありませんが、 終戦記念日がお盆と重なりますから強く意識します。

戦争が始まって随分と経つ。 昭和十九年の夏、少女はこの頃毎日社を訪れては、手を合わせて願いを祈る。 大好きなとうちゃんとにいちゃんが、無事に帰って来ますように── そんな健気…

なろうの公式企画『夏のホラー』の為に作ったお話です。 基本的に創作ですが、一部実話が元になっております。

戦後の夏が来るたびに、祖母は靖国へ参った。孫の私達にはただ一度も来いとは言わなかった。祖母は私達の世話をして五十年以上も独り身であった。

　鹿児島県の女子高生・山科愛は、曾祖父・重太郎の遺品の中から一枚の風景画を見つけた。 　残雪を抱く高嶺を見晴るかす北国らしき山里の風景。その絵に魅かれた愛は、絵が描かれた場所を知…

昭和27年、夏。 終戦の年、引揚船の中で亡くなった少女、路子。 その死を皮切りに「彼女」の正体は二転三転。若き探偵がその真実を暴く。 この物語は「ミステリの風上にもおけない」代物…

８月１５日。また暑い夏がやってきた。 毎年、終戦の日を迎える頃になると、私には必ず思い出される曲がある。

第二次世界大戦中の昭和20年。 陸軍航空隊の整備兵だった山縣才廣(やまがたとしひろ)は、九州南部の知覧飛行場で戦闘機の整備をしていた。ここを訪れる戦闘機とは、そのほとんどが特攻隊…

こんにちは、九州大学文藝部です。今年の春から、オンライン公開を行っております。今回は「新入生号」をお届けします。「新入生号」とは名ばかりで、ほとんど新入生の作品はありませんが、古…

それは終戦の花鎮（はなしずめ）の祈り。「今に、わたくしが死んだら。鎮めの花と花と、この御国の土に、どうぞ埋めて下さいましね」 大戦に引き裂かれた家族の絆。1945年終戦のハルピ…

2015年の夏。終戦から70年後の日本。 横浜市に住む大学三年生の海村雄大は、大学から帰宅した際に自宅の玄関前に佇む一人の青年と出会う。小豆色の地味な印象の所々焼け焦げた服に身を…

日本が戦争終結のため殺意を対消滅させるシステム《サザナミ》を開発してから四年。佐々木未紗の貢献により殺意のない世界は穏やかに続いていくと思われた。ところがある日、殺人事件が勃発。…

終戦から10年後の物語です。 兄を戦争でなくしたある人が亡くなった兄に思いを馳せる。そんな超短編物語です。 また、私自身が物語を書くのが初めての経験なので至らぬ点が多々あると思…

一九九五年五月。 モスクワで行われた対独戦勝五十周年パレードの最中、目抜き通りを行進していた旧ソ連時代のＴ‐３４戦車が突如として爆発、炎上。 ロシア政府はこれをテロと判断し捜査を…

終戦から数年が過ぎたある夏の昼下がり。山間の田舎町を訪れた青年は、具合が悪くなり休んでいたところを、通り掛かった親切な婦人に助けられた。そして介抱して貰ったその家で、青年が見たも…

「過ちは繰り返しませぬから」 そういう歴史を、きっと我らは習ったのだろう。 ああ、だけれども。 今ならば分かるだろう。 我らの祖国は、だから負けて。 我々も、そうやって敗北の…

異世界でモンスター開業医をやってる主人公。 最近は夏だからかやたら活発になる勇者活動。 迷惑をこうむるのは傷つけられるモンスターだけでなく それを治療するモンスター開業医にまで…