「秀忠」を含む小説

合同企業説明会の帰り、駅の階段を踏み外して昇天した就活中の某Ｆラン大学史学科４年生♂ 突然の激痛で我に返ると、どうやら徳川家二代将軍秀忠の息子・国松に転生していたらしく……。 え…

黒雲が去るとさわやかな風が吹き、夏の強い日差しがもどってきた。 と、無三四は斜交いの板囲いの隙間から射るような視線を感じた。 「日中はひとの目もあって洞穴から出ることは叶いますま…

崑崙山に棲む女仙、西王母に三つの条件を課された蒼頡は、条件の一つである『華胥の国』の秩序を再び取り戻すため、式神と共に行き方すらわからぬ仙界の地へ向かうこととなった。同時に、秀忠…

時は１７世紀。日本の貿易玄関口にて細々と雑務をしていた金髪碧眼の少女オフィーリアは商人の松浦から商館員次席の推薦を受けた。イギリス商館にて試験として二つの課題を与えられ、専属女中…

　斬られし者の魂を刃紋に浮かび上がらせ、凄絶に妖しく輝く魔性の刀、喘月。その刃紋に魅入られし者は、新たな美を求め人を斬る殺刃漢と化す。 　鎌倉相州の時代に生み出されし妖刀は、数多…

　狐姫。 　狐憑きの容姿をしたわたしはかつてそう呼ばれ、戦国時代で生き残るために一度は織田信長によって滅ぼされた朝倉家を再興し、その勢力を拡大させた。 　上杉家、織田家、北条家…

山崎合戦で敗れ、小栗栖で落ち武者狩りに遭った明智光秀。 だが、その光秀が落ち延びて、徳川家康に仕えた南光坊天海になったという説がある。 もし本当にそうなっていたら歴史は変わってい…

　江戸幕府初代将軍、徳川家康が死去した時、二代目将軍秀忠は『守護刀』を用意するように家臣に命じた。家臣は江戸で一番の刀工と言われる、本郷源吉に『守護刀』の作成を依頼した。そして本…

徳川幕府を作り上げた家康を父に持つ秀忠。彼の生涯は挫折の連続だった。挫折を経験しながらも二代将軍として生き抜く強さを描く。

徳川家光の異母弟である保科正之に転生した現代日本人は家族との絆も大事にしつつ、日本の歴史を変えるべく奮闘する

江戸市中で秘密裏に誕生し、幼くして信濃高遠藩保科家へ。のち、異母兄に当たる三代将軍・家光に篤く遇された智将。＊本作は史実と伝えられる事柄以外は作者のフィクションでございます。久び…

小田原征伐の秀吉命による関東入封に先駆けた寵臣・内藤清成に家康は「この一帯を駆けまわった分だけ領地にやろう」と。

ある日藤林四葉の前に果たし状が送られてきたッ！ 身にふりかかる火の粉は払わなければならないッ！ noteでも公開中です

《人馬とも粥に焼け爛れ、半死半生になりて、苦しむ者、その数を知らず》《百姓風情の者なれど、秀忠公の侍を追い払う》《河の水、暴漲し、我が軍大敗し、死傷する者、無算なし》 昌幸の正室…

　時は江戸時代、元和5年。お江戸では、徳川幕府2代将軍、徳川秀忠 の治世。少女が暮らす加賀百万石・加賀藩では、前田利家・利長を 継いだ前田利常の治世であった。城のふもとでは、「つ…

長きに渡る戦国時代も大坂・夏の陣をもって終わりを告げる …はずだった。 まさかの大逆転、豊臣勢が真田の活躍もありまさかの逆襲で徳川家康と秀忠を討ち果たし、大坂の陣の勝者に。果…

江戸幕府二代将軍、徳川秀忠の治世下にタイムスリップしてしまった少年、黒須透夜。 彼の周りで巻き起こる数々の事件。その陰には人々と妖の知られざる物語があった。 歴史の裏側を知りゆく…

拙著「片桐且元の心中を勝手に慮って勝手に追悼する小説」のこぼれ話を、小説のようでもありエッセイのようでもある読み物として掲載する本作。 一万字やや超えの短編ですのでお気軽にどうぞ。

山の峠で休んでいる者たちがいた。明石掃部頭全登(あかし　かもんのかみ　たけのり)と犬山左衛門利家(いぬやま　さえもん　としひこ)である。掃部は、豊臣家の大名宇喜多秀家の家老であっ…

勘当したはずの忠輝に、末期の家康はなぜ天下人の証しの笛を託したのか？ 五六八姫（伊達政宗の長女）、千姫（徳川秀忠の長女）、阿梅姫（真田信繁の５女）。 忠輝をめぐる３人の美姫…