「ミステリー愛」を含む小説

名君と謳われたウィルフレッドを裏切り、反逆罪で処刑された稀代の悪女グレース。 死後、彼女は地獄に行き、怠惰の魔王ベルンハルトの下で秘書官として働いていた。 サボる魔王の尻を文字…

▲概要 　主人公は高瀬明彦と、片倉右京の二人。 　一部に性的な接触を連想させる部分がありますが、かなり濁してあります。 　 ▲Prologue 　共通部分。箱庭行きの船に乗っ…

就職活動に失敗した美香は、大学の卒業式を終えてすぐ、故郷の町に帰ってきた。 二度と帰りたくなかったこの町に…… しかし、そこで美香を待っていた小さな出会いと再会が、おぞましい記…

　戦国時代、織田信長の妹である市姫(お市の方)は、近江国、浅井長政に嫁ぐことが決まっていた。 　婚儀が整い動揺した市姫は、城の石垣から足を踏み外し転落、タイムスリップする。 …

草原の遊牧民族の少女ツェグナは、叔父がかつて起こした事件の償いとして、敵対する部族に嫁ぐことが決まった。諦観と期待をもって旅立った少女はしかし、自分と同じ経緯で嫁していた姉アムタ…

短編。

警視庁、ベテラン鑑識員・竹山誠吉は休暇を取り、妻の須美子と小京都・金沢へ夫婦水入らずの旅行へと出かけていた。 茶屋街を散策し、ドラマでよく見る街並みを楽しんでいた時、竹山の目の前…

別れを切り出す男。 それを拒む女。 そんな二人の物語。

　夜の繁華街から少し外れた、幹線道路を規定数値ギリギリに走っているトラックの前に急に人が投げ込まれた。運転手は急ブレーキをかけたが、あまりにも突然の出来事だった為に、鈍い音と共に…

十代で新本格にハマり、カクヨムで本格推理小説を書いたミステリーオタクが、カクヨムでミステリー愛を叫ぶ、それだけの話です。 ミステリーオタクといっても、最近の流行には少々疎いです。

Hiroshima Sadistic Night から約1年半後、バーで働く主人公雨宮稔の元に京都弁を話す謎の女が現れた。彼女を追う半グレ集団、そして起こるいくつもの事件、謎の男…

　ここは、東京近郊の自然豊かな町の丘の中ほどに建つ高校。西行司（さいぎょうじ）学園、高等部、高校。 　こ の高校のある丘の上には、古代中国王朝の宮殿の庭にある休憩場所のような、開…

警視庁捜査一課に所属する巡査部長の可児啓斗は刑事に熱も無く職業として取り組んでいた。原因は警察学校時代に高校の頃から付き合っていた同級生の楠木彩綾が死んだ為だった。最愛の女性を失…

社会人２年目の蒼汰は、高校生時代の友人、瑛斗と再会する。久しぶりに会えることを喜ぶ蒼汰だが、瑛斗はあることを蒼汰に相談したかったのだという。 「新しく引っ越した家に、何かがいる…

ある女と刑事はカフェで出会ったことをきっかけに親しくなる。刑事は自分の娘を殺した犯人を憎んでいると言う。女はそんな彼に惚れていた。

思わぬところに迷宮《ラビリンス》は存在する。

9月11日、原稿用紙一枚分ほど加筆修正しました。 ミステリ週間ランキング6位(上位2.79%)を記録。 出題編のミステリ。回答編はいずれ。文中の99%を地の文で描いた純文学的…

アニーより優しい人間を私は見たことがないわ。 例えば、アニーが初めて私に朝食を出した時のこと。 「こんな見た目が悪いもの食べたくないわ」と言って料理を突き返したのに、 彼女はひた…

ルフィナ・マクギニスは猫憑きである。代々マクギニス伯爵家の女性は猫に憑かれて生まれてくるため、長女であるルフィナも例外ではなかった。 マクギニス伯爵家はこの猫憑きを逆手に取って、…