概要
これは、私たちが新しい朝を迎えるまでの物語。
『シャープペンシルの芯が折れなくなる』
『机に立てた消しゴムが倒れなくなる』
『靴下に穴があかなくなる』
百年前、世界に突如として現れた“能力”。
人々に与えられるのは、そんな少し便利で、ほとんど役に立たない力ばかり。
そして少女達の生きる街、鹿々桜には六年に一度、二か月もの間、空が止まる異常現象『昏』が訪れる。
そんな奇妙すらも良き隣人とするこの世界で、十六歳の少女・夜明凪乃は
「どうでもいい」
を口癖に生きていた。
十一年前、原因不明の飛行機事故で両親を失って以来、考えても答えの出ないことには深入りしない。
成績優秀。頼まれ事なら何でもこなす。
けれど自分から何かを望むことはない。
幼馴染の碧と兎に囲まれながらも、どこか一歩引いたまま日々を過ごしていた。
そんな凪乃の前に、転校生
『机に立てた消しゴムが倒れなくなる』
『靴下に穴があかなくなる』
百年前、世界に突如として現れた“能力”。
人々に与えられるのは、そんな少し便利で、ほとんど役に立たない力ばかり。
そして少女達の生きる街、鹿々桜には六年に一度、二か月もの間、空が止まる異常現象『昏』が訪れる。
そんな奇妙すらも良き隣人とするこの世界で、十六歳の少女・夜明凪乃は
「どうでもいい」
を口癖に生きていた。
十一年前、原因不明の飛行機事故で両親を失って以来、考えても答えの出ないことには深入りしない。
成績優秀。頼まれ事なら何でもこなす。
けれど自分から何かを望むことはない。
幼馴染の碧と兎に囲まれながらも、どこか一歩引いたまま日々を過ごしていた。
そんな凪乃の前に、転校生
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