概要
非合法の探索者たちが存在する
2137年、「海洋消失事変」と呼ばれる現象が3日間で地球上の海の97%を蒸発させた。文明は即座に崩壊。生き残った人類は干上がった海底に広がる「旧世界の都市遺跡」を避け、かつての内陸部に小規模なコミュニティを築いて生きている。
海底遺跡は「沈黙域」と呼ばれ、立入禁止。理由は公式には「有毒ガス」とされているが、真相を知る者はいない。しかし沈黙域には旧文明の技術・食料・医薬品が眠っており、それを回収して売る「潜り屋」と呼ばれる非合法の探索者たちが存在する。
海底遺跡は「沈黙域」と呼ばれ、立入禁止。理由は公式には「有毒ガス」とされているが、真相を知る者はいない。しかし沈黙域には旧文明の技術・食料・医薬品が眠っており、それを回収して売る「潜り屋」と呼ばれる非合法の探索者たちが存在する。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!なんて骨太なポスアカ冒険譚
輝く日差し、砂浜に弾ける白い波、爽やかな潮風。
ポストアポカリプスの世界にそんなものはいらないと言わんばかりの、かなり「ハード寄り」な世界観のSFです。
にもかかわらず、スルスルと読めるのが本当にすごい。
少しずつ輪郭を現していく世界観の描写バランスが特に秀逸。
海が消えた理由、そんな世界での生き方、渇いた町の日常、世界を管理する政治機構、それらを巻き込んだ物語性。
どの要素も設定の濃さを誇示せずに、すべてが「ちょうど必要なだけ」の力で支え合って作品を形作ってます。
設定は濃密なのに、読者が置き去りにされない読み心地がまた上手い。
続きも楽しみにしています。