概要
生き残ったのは、正しく食べた種だった。
ある男が、飼い猫の前に金の延べ棒を置いた。
猫は一瞥し、餌皿へ向かった。男は笑った。「猫に小判だ」と。
それから百万年後。
地球を統治しているのは、猫を祖とする知的生命体ホモ・フェリスだった。
歴史学の授業で語られる、人類滅亡の理由。
それは「価値を栄養と混同したこと」。
展示ケースに収められた小判には、こう記されている。
――食べられぬものを尊び、食べるべきものを忘れた文明の遺物。
寓話の形をした、価値観逆転のSF短編。
猫は一瞥し、餌皿へ向かった。男は笑った。「猫に小判だ」と。
それから百万年後。
地球を統治しているのは、猫を祖とする知的生命体ホモ・フェリスだった。
歴史学の授業で語られる、人類滅亡の理由。
それは「価値を栄養と混同したこと」。
展示ケースに収められた小判には、こう記されている。
――食べられぬものを尊び、食べるべきものを忘れた文明の遺物。
寓話の形をした、価値観逆転のSF短編。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?