読んでみてまず思ったことは「そりゃ殺すしかないかもなあ」という、語り手の心情への理解でした。まさに現在の世の中を正面から斬る作品。正義を娯楽のように振りかざして他人を攻撃する人々、当然の事実に目を向けずに見たいものだけを見る人々など、法で裁けない悪が蔓延っているのは実感としてあります。この作品を読めば、そんな現状への嫌悪感をこれでもかと刺激され、最後には語り手に理解を示してしまうかも?この語り手がどこまでやれるのか、私もある意味悪人の一人として見届けたいと思いました。
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