第2話 1. 拒絶と孤独


(官邸地下。数百人の精鋭に囲まれ、呆然とするみや)

将官:「総帥、給食テロの実行犯を特定。警視庁内部に潜伏する『闇』との通信を確認しました。制裁の許可を」

みや:「無理……。私、ただの高校生だよ? パパを助けに行かなきゃ、早くそこを開けて!」

将官:「パパ……細野創設者は、自らの命を『BAN(削除)』することであなたにこの席を譲られたのです。その遺志を無駄にするのですか?」

(みやの足元で、お父さんのスマホが「ずずず…」と震える)

スマホ画面(お父さんの筆跡):『みや、泣くな。後ろを向いても、お前のパパはもういない。だが、俺の「目」はお前の中にある。』

2. 最初の「開示(ハッキング)」

(みやが震える手でコンソールに触れる。視界が真っ青なデータに染まる)

みや(モノローグ):パパが言っていた「配信」の本当の意味。それは、この国のすべての秘密にアクセスする「究極の覗き見」だったんだ。

(みやの瞳が電子的な光を帯びる)

みや:「……見つけた。給食の業者に毒を渡した人。警視庁の、この部屋にいる……」

(モニターには、高級な椅子に座り、ワインを飲みながら高笑いする警察幹部たちの姿)

警察幹部:「ガキが死のうが知ったことか。これで俺たちの利権は守られる」

みや(静かな怒り):「パパ……。私、やるよ。……コード、BAN(バン)。」

3. G4Cの圧倒的な力

(夜の都心。G4Cの黒いヘリが警視庁ビルを包囲する)

警察官:「なんだ、何者だ! 許可なく立ち入るな!」

G4C隊員:「我々はG4C。国家最高指揮権に基づき、貴様の全権限を剥奪する」

(ビジュアル:みやが指先一つで、警察幹部の銀行口座、戸籍、退職金、さらにはSNSのアカウントまで、すべての「社会的な存在」をリアルタイムで消去していく)

警察幹部:「俺の資産が……!? 俺の経歴が消えている! 俺は誰だ!? 助けてくれ!」

みや(モニター越しに):「あなたはもう、この国に存在しない人間よ。ゴミはゴミ箱へ。……連行して。」

4. 組織「G4C」の階級(ランク)

(官邸内。将官がみやに「純白のデバイス」を差し出す)

将官:「総帥。これがあなたの証です。階級C-0。あなたの言葉は、この国の法となります」

(みやがデバイスを腕に装着すると、眩い白い光が地下基地を照らす)

みや:「G4C(ジー・フォー・シー)……。パパは、こんな恐ろしいものを作ってまで、何を守りたかったの?」

将官:「それは、これからあなたが知ることになります。……真の闇、『アダム』の存在を。」

5. ラスト:兄の影

(燃え盛る警察幹部の屋敷の跡。雪の中に立つ、仮面の男・アダムのホログラム)

アダム:「……やるじゃないか、みや。パパの形見を使いこなしているようだね」

みや(戦慄):「その声……まさか、お兄ちゃん……!?」

アダム:「再会を楽しみにしているよ、総帥。……世界が『リブート』されるその日まで。」

(アダムの姿がノイズと共に消える。みやは立ち尽くし、形見のスマホを握りしめる)

【第2話・完】

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